生きる知恵

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結婚のメリット、デメリットとは(デメリットを少しでも軽減する方法も解説)

 さて、みんなは何かを決断する時、メリットとデメリットをちゃんと把握した上で決断しているだろうか。今日の記事は、結婚のメリットとデメリットを独自の視点でわかりやすく解説する。こういった内容は世間に有り余るほど出回っているものだが、「これに気付いていないとまずい」という内容が書かれていないことも非常に多い。当記事ではそういう点にも着目し、結婚を考える際に広い視野で考えられるようわかりやすくまとめている。ボリュームがあって長い記事だが、時間のある時に最後まで読んでくれればと思う。

 

①結婚のメリット(子どもを作る場合)

 考え方としては、子どもがいることで多数メリットが生まれるが、その分苦労も多く発生するということをまず知っておく必要がある。

 子どもが成長していく様子を見ていくのは大きな充実感があるし、子どもと関わっていくことでたくさんの気付きがあり、親としても成長していく実感を得られるものだ。これらのことは、『お金では換算できない価値がある』といえるものであり、多くの子育てしている親は「子どもさえ元気ならそれでいい」という腰の座った様(さま)になる。

 そして、子どもが成人して生きていくようになり、自分自身も年を取っていけば、その後の高齢期に入る人生も、大きな不安からはある程度解放される穏やかなものになるだろう。(ただしこれは、子どもと平均的に良好な関係性を築けていることが大前提だ)

 子どもがいる結婚のメリットは、これらにほぼ集約されている。

 発生する苦労(デメリット)については、もはやここで詳しく述べるまでもなく、世間でよく言われている言葉通りだ。自分のために使える時間は大きく減り、子育てにはお金がかかり、多くのプレッシャーがのしかかることになる。しかし、上記に述べたメリットは、これらの苦労を軽く凌駕するほどに尊いものだということは確実だ。

 そして、一つこれは知っておきたい。人類はなぜここまで数万年にわたって生きながらえてきたのかという点だ。

 それは、成人したら異性と結ばれた後に夫婦となり、子どもを作り、家族というコミュニティを形成する。さらには、集落や村などの単位で家族同士が寄り添って集団を形成し、協力し合いながら生きてきた。これが、長年人間が生きてきた唯一の“確定された生存手段”といえるものだ。これは、原始時代なのか、文明が発達した現代なのかは関係ない。独身として何のコミュニティにも属さず人生を送るというのは、現代においても“確定された生存手段”とはまだ言い切れず、模索段階であることは知っておく必要がある。

 

②結婚のメリット(子どもがいない場合)

 これははっきり述べておくが、一番重要なのは、お相手の異性と子どもを作らない前提で結婚の話が出た際、二人で充分に結婚のメリットを話し合う時間を持つべきだ。そして、お互い共通のメリットをいくつか共有できたなら、結婚する価値は充分にある。しかし、共有できるメリットが見いだせないなら、はるかにデメリットの方が大きい可能性がある。

 それはなぜかというと、結婚生活(共同生活)というものは、“お互いの生活に侵食する”という決定的な面があるからだ。子どもがいる結婚生活の場合、もはや“浸食”という概念すら存在しないようなものであり、それぞれの個室があったとしても、実際には一つの大部屋で、食事、話し合い、洗濯物を乾かして放り投げ、子どもが駆け回って遊具が転がり・・・全ての儀式が同じ空間でごった煮のように混ざり合うようなものだ。

 しかし、子どもがいない結婚生活は、決してこのようなことはない。自立かつ成人した男女が同棲生活をしているのと本質的には同じである。そうすると、お互いの生活の仕方、プライバシーという観点は非常に重要になる。

 人間は無意識のうちに、自分にとって周囲が最適な環境になるよう自己調整をしている。それを崩されると、大きなストレスを感じるものなのだ。これは必ず覚えておきたい。

 実際のメリットとしては、まずは家計の負担軽減だ。生活の仕方によってかなり変わるが、家賃、食費、水道光熱費などは、一人暮らしと比較したら20~50%程削減できるだろう。そして、二人で知恵を出し合い、生活の難局を乗り越えることも可能だ。ただしこの二つは、あくまでもメリットの表面上のことでしかない。二人でよく話し合い、二人ならではのメリットを共有することが何より必須だ。

 

③結婚のデメリット(子あり、子なし共通)

 子どもがいる時の苦労という視点で、①の項目で「自分のために使える時間は大きく減り、子育てにはお金がかかり、多くのプレッシャーがのしかかる」ことを挙げた。これは多くの人がご存じだろう。そして、子どもがいない場合は、“お互いの生活に侵食する”という部分がデメリットとして作用することも②で挙げた。

 これらの他に、知っておきたいデメリットを解説しておく。

 これは人間関係の基本でもあるのだが、人間二人の関係性というのは、仲が良好な時は何事も楽しく細かいことも気にならないが、お互いの嫌な面が見えてきて仲の悪い時期になると、その関係性はとても脆く弱くなる。結婚のデメリットの本質は、まさにここにある。

 時間にルーズ、家事が雑、お金を散財する、片付けてほしい時に物が散らかっている・・・こういう積み重ねでパートナーに嫌気が差す人は世の中に数えきれない程いる。②の項目でも述べたが、人間は常に『自分にとって周囲が最適な環境になるよう自己調整をしている』ものだ。これが自分の思うようにいかないと、大きなストレスとなる。

 さらに、結婚前と結婚後にパートナーの様子が一気に変わるというのもよくある。結婚前だと、パートナーの本性がわからないから不安という人も多いだろう。これについては、以下の別記事で詳細に解説しているので、こちらを参考にしてほしい。

関連記事→<結婚後に豹変する人(暴力、モラハラ、DV、仕事放棄、子育て無関心など)を避ける方法と、その原因>

 さらにもう一点。これは近年特に明瞭化してきており、触れておかなくてはならない。 男性のみに発生し得る大きなデメリットとして三つ。女性のみに発生し得る大きなデメリットとして一つである。

 まず男性の方だが、「離婚後の不利な立場」「托卵の可能性」「女性が労働に消極的な場合、お金を稼ぐ責任と労力の増大」の三つである。

 まず離婚後の不利な立場についてだが、これはもう散々話題になる話である。親権獲得の不利、養育費の大きな負担、実子誘拐(子の連れ去り)リスクなど、男性は必ず知っておく必要がある。これらについては、以下わかりやすく解説しているWEBサイトのリンクを貼っておく。

<参照元:男性に圧倒的に不利な離婚条件とその対応策について(弁護士法人 岡山香川架け橋法律事務所様)>

 「托卵の可能性」「女性が労働に消極的な場合、お金を稼ぐ責任と労力の増大」については、以下に当ブログの別記事で詳しく解説しているので、こちらをご参照いただきたい。

関連記事→<托卵を防止する方法[シリーズ第2回]>

関連記事→<男性が婚活・結婚する時、お相手女性の労働意欲を確認することは必須>

 

 次に女性のみに発生し得る大きなデメリットだが、子育てを担う比重が大きい場合、子育てが思うようにいかず、子どもとの関係性が悪化した場合に、大きなストレスを伴うことになる。子育ては夫婦二人で行うものとはいえ、現実的には、女性の方が比重は大きくなるのが大半だろう。

 この対策については、以下の二点を挙げておく。

・ネットの情報ばかりを鵜呑みにしない

・子どもが産まれる前から、役所の子育て支援課(課名は自治体ごとに異なる)、地域の子育て支援センター、民間の子育て支援施設、児童館や習い事の集まりや公園など、知恵を提供してくれる繫がりをなるべくたくさん知っておくことだ。この発掘には、なるべく早い段階から夫婦二人で労力を割くことを強く推奨する。

 

 ここからは、デメリット全体の対策方法として、以下の二点を挙げておこう。

・お金の配分・家計管理は、最初の段階で特によく話し合い、夫婦共納得した上で結婚生活を始めること。そして、一度決めたルールは頻繁に変更しない。

 お金に関することは、人間関係が揉める最も大きな原因になる。そして、結婚すると、今まで自分にかけていたお金の使い方を大きく変えることが出てくる。それも含めて、お金に関することは入籍前には細かく腹を割って話し合っておくことが大切だ。これは、家を建てる時の基礎工事のようなものだ。

・生活空間、生活時間の割り振り(全体10のうち、夫:3、妻:3、共有:4)

 結婚生活とは、“お互いの生活に侵食する”面があることは、これまで述べてきた通りだ。しかし忘れてはならないのは、夫婦はもう大人であり、それぞれの人格と考えと行動様式を備えている人間だ。夫婦として、共に協力すべきことは協力し、自分だけの空間と時間もしっかり確保すること。このバランス感覚を生活設計に組み込むことは非常に大切で、デメリットを大きく軽減することに繋がる。

 (全体10のうち、夫:3、妻:3、共有:4)という配分はあくまでも目安であり、家の部屋数や広さ、仕事などの生活時間は人それぞれ異なるだろう。この配分を元に、いつ家事をやっていつ買い物に行くのか、どの時間帯を自由に過ごし、どの時間帯はどの部屋で何をして過ごしたいのかなど、夫婦でよく話し合ってほしい。

 

 最後に、子どもを作った場合の結婚で、数十年後に発生し得るデメリットも解説しておく。

 その子どもが成人して家から自立して出ていくと、夫婦の二人暮らしになる。こうなった場合、“子なしの結婚生活に近い共同生活”の質に極めて似たものになる。

「一つの大部屋で、食事、話し合い、洗濯物を乾かして放り投げ、子どもが駆け回って遊具が転がり・・・全ての儀式が同じ空間でごった煮のように混ざり合う」

 このような質は極めて薄まり、「自立かつ成人した男女が同棲生活をしている」質が非常に強くなる。子どもがこの家から巣立っていなくなったのだからこれは必然なのだが、問題はこの後だ。

 それまでの夫婦関係で、『お互いのプライバシー、プライベートを尊重できる関係性が築けているかどうか』がカギになる。この二つを尊重して、お互いに程よい距離感で生活することが、「自立かつ成人した男女が同棲生活をしている」ことである。

 それまでの数十年間、子どもの世話ありきの面が強すぎると、この視点はつい忘れがちになる。このことは、子どもが赤ちゃんの頃から、頭の片隅にでも意識・準備しておきたい。(子どもが成人後の熟年離婚の原因に、夫婦共この視点が抜け落ちていることが非常に多い)

 

 以上である。非常に濃密なテーマなので、深く知りたい方は、メモを取りながらじっくりお読みいただければ、自分にとって必要なことが見えてくることと思う。読者のみんなの良い結婚生活に繋がるよう、作者のオレも祈っている。

(作・イキルちえ)

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