生きる知恵

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人からの信頼を失う行為とは何か(テレビの衰退、テレビ離れ、フェミニスト北原みのりの事例から学ぶ)

 さて、みんなは普段、どんな信念を大切にしているだろうか。今日の記事は、基本的な生きる姿勢というものを再確認する内容として簡潔にまとめている。取り扱う例題はそれなりに大きいものだが、難しい話ではないので気軽に読んでほしい。

 人、あるいは集団は様々な特性を持つものがある。人からの支持、信頼を得ているものもあれば、まったく信用されていないものもある。個人である人も、企業などの人の集合体でも、周囲から一定の信頼を得ていなければ生きていくのが難しくなる。

 それでは、周囲からの支持、信頼を得るためには、何が大切なのか。あるいは、支持や信頼を落としてしまう行為は、どんなものだろうか。読者のみんなは何が思いつくだろうか。

 支持や信頼を得る行為は、人柄、行動力、優れた能力など多数ある。しかし、“支持や信頼を落とす行為”も知っておかないとならない。なぜなら、社会の場における周囲の人の目は簡単に心変わりするし、立場が高くなればなるほど責任も増して、人の見る目もシビアになるからだ。

 “支持や信頼を落とす行為”として、この二点を挙げる。

 

・調子に乗り過ぎること

(それにより周囲に損害を与えると、それまでの支持と信頼は瞬く間に失墜する)

・過ちを認めず「自分が正しい」と主張し続けること

(自らの過ちで周囲に損害を与え、それでも「自分が正しい」と主張し続けると、支持と信頼の失墜はいつまでも続いてしまう)

 

 これにあたって、二つ例を挙げる。まずは「テレビ業界の衰退」を挙げよう。

 近年、テレビの視聴率は低下し続けており、テレビ離れと言われ始めて久しい。インターネットの普及や動画配信サービスなどのライバルのコンテンツの増加が原因と言われることが多いが、理由はそれだけではない。

 数十年前から(おおよそバブル経済全盛期あたりから)業界全体が高飛車な態度で調子に乗り過ぎ、何か不祥事があっても、過ちを認めず「自分が正しい」と主張し続けてきた。そのツケが回ってきているから、人々はテレビを信用しなくなり、離れている。

 具体例は山ほどあり、読者のみんながご存じのことも多数あるだろう。当記事公開の2025年でいえば、フジテレビと中居正広が関与した騒動が大きく報道された。事件の詳細は、以下リンクに非常に詳しく紹介されている。

<参照元:フジテレビ 第三者委「業務の延長線上の性暴力」(NHK,WEB版)>

 この他にも、お笑いタレントの岡村隆史が2011年にラジオ番組で(テレビなどを)「嫌なら見るな」と発言して大騒動になったことも有名な話だ。

 

 二つ目の例として、「フェミニストの北原みのり氏が仕事の機会を失った事例」を紹介しよう。

 これも大きく報道されたものだが、群馬県草津町長の冤罪事件である。元議員の新井祥子の虚偽告訴で当時の黒岩信忠市長が性行為強要の冤罪をかけられたというものであるが、この虚偽告訴に、フェミニストの北原みのりが大きく加担したことが明らかになっている。簡単に説明すると、北原みのりは新井祥子の主張に賛同し、フラワーデモなどを通じて「草津町はセカンドレイプの町」などと比喩したものである。以下二つのリンクが詳細情報だが、二つ目は黒岩町長自らの発信記事である。

<参照元:「草津町に来て謝るべきでは」虚偽認定された性交渉証言に苦しんだ黒岩信忠町長の怒り(産経新聞WEB版)>

<参照元:草津町を「セカンドレイプの町」と呼んだフェミニストらの横暴を許すな 黒岩信忠(群馬県草津町長)(産経新聞、月間正論ONLINE)>

 そして2025年、北原みのりは、東京都港区男女平等参画センターにおける性暴力の根絶を訴えるイベント講座の講師を務めることが決まっていた。しかし、過去の経緯から北原氏はその役割にふさわしくないと港区側は判断し、講師の変更の要請をしたことが明らかになっている。

<参照元:「SNSで反発招く…」北原みのりさんの講座、港区が講師の変更要請(朝日新聞WEB版)>

 

 テレビ離れ(衰退)、仕事の機会を失う(信用失墜)・・・なぜ、こうなっていくのか。 集約原因は最初に述べた通りだ。

『調子に乗り過ぎ』

『過ちを認めず「自分が正しい」と主張し続けてしまった』

 こういう行動を取ると、人の信頼を失い、あっという間に崩壊する。

 調子に乗り過ぎると、目先の快楽と利益ばかりに目が行くようになる。そして、過ちを犯すのは誰にでもあるが、過ちを犯したら謝罪し、自分を見つめ直さなければならない。(謝るだけでは済まないようなことも多数あるが)謝罪すらせず、常に“自分が正しい”という思考のままでいるのは、終わりのない坂道を転がり続けるのと同じだ。

 今日の内容は、なにも有名人や大きな集団に限った話ではない。一般人や、あらゆる集団でいつでも起こり得ることである。そして、多くの人は子どもの頃にちゃんと教わったはずである。

「調子に乗り過ぎてはいけない」

「間違いをして人に迷惑をかけたら、謝らなければならない」

「自分だけが正しいと思ってはいけない」

 

 最後におまけを二つ紹介して終えることにしよう。今日紹介したテレビ業界と北原みのりに関するWEB記事なのだが、一つ目は、テレビ業界がいかに傲慢で自分勝手であるかがよくわかる内容で、ライターの中川淳一郎氏が寄稿している。二つ目は、北原みのり自身が書いた緊急避妊薬に関する記事なのだが、これは・・・人によっては、読むと相当に嫌悪感を抱く可能性があるので充分それを頭に入れた上で読んでほしい。

<参照元:なぜテレビ業界にウルトラバカが多いのか(プレジデントオンライン)>

<参照元:男性のみなさ~ん、これから射精するときは…逆転して考えればわかる緊急避妊薬をめぐる地獄(おんなの話はありがたい)(AERA)>

 

 子どもの頃に学んだ倫理観、そして謙虚さ。これらを忘れずに生きていきたいものである。

(作・イキルちえ)

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