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パパ活感覚で結婚相談所に行く女性が増加中(注意喚起と対策)

 さて、みんなは初対面の人の人柄や考え方を、その瞬間にどの程度察知することができるだろうか。今日の記事は、婚活をする際に注意しなければならない点と、その対応策をまとめている。よかったら最後まで読んでくれ。

 日々よくニュースに目を通す人ならご存じかもしれないが、現在(記事公開2025年時)婚活業界で問題になりつつある現象の一つに、「パパ活感覚で婚活をする女性が急増している」ことがある。時折ニュースになることもある。参考までに以下は、とある結婚相談所が事例を挙げて注意喚起をしているWEBページである。

<参照元:【第70話】「パパ活」と類似して活動している女性に要注意(BRIDAL PARTNERS)>

 例としては、結婚相談所などにおける婚活時に、女性が男性とお見合いをした際、高額な食事やプレゼントなどを要求し、それが当たり前だと思って活動していることである。女性本人は、最初から結婚をする気がなく、食事やプレゼントをもらうことのみが目的化している場合と、本人も結婚するつもりはあるが、婚活中に高額な食事やプレゼントをもらえるのが当たり前だと思って男性にねだりながら活動している場合の2パターンがある。

 そしてどちらのパターンの女性も、お相手男性とのコミュニケーションにはかなりの難を抱えており、当然幸せな結婚には至らず、お相手男性や結婚相談所に損害しかもたらさない。

 このような現象が起こる原因としては、パパ活自体が世の中に蔓延していること、一部の女性の著しい倫理観の低下などがある。パパ活女子、あるいは港区女子と呼ばれる人達は、25歳を過ぎると需要が一気に減るといわれており、20代半ば以降に、結婚相談所をはじめとした婚活市場にそういった女性が流れてくると言われている。

 

 当然、パパ活感覚で婚活をするなど完全に問題外なのだが、この記事では、“どうやってまともな人間を見分けるか”という所に要点を絞って簡潔にまとめる。

 人間は、何か目的がある時、無意識にどんな考え方をするかということで考えよう。

『〇〇をするため、達成するために、自分は〇〇をするんだ』

 これが、成人した大人の思考手順である。

 では、今回の例である、パパ活感覚で婚活をする人の思考手順は以下の通りである。

『〇〇のために、私は〇〇してもらって当たり前』

 このモノの考え方が通用するのは、幼児期までだ。大人になってもこの考えが通用すると本気で考えるのは、ただの馬鹿者である。

 別の例を一つ挙げると、店などのサービスを利用してカスハラをするような質の悪い客も、この思考に近い。

「オレは金を払っている神様なんだから、〇〇してもらって当たり前」という考えの元、横暴な態度を取るケースである。

 婚活男性としては、事前の見る目と対応策が必要になってくる。

『〇〇をするため、達成するために、自分は〇〇をするんだ』という、“基本としての主体的言動”が、お見合い時などの会話から感じ取ることができれば、まずは安全圏だといえる。なぜなら、パパ活という行為は、「倫理観と切り離した依存行動」という質があるからである。

 違法行為であるにもかかわらず、「お金になるためなら何でもやる。誰が犠牲になっても私は関係ない」という愚か者といえる深層心理がはたらいているため、まともな大人としての主体的行動と反対方向に進んでいくからだ。

 

 最後におまけを一つ記載しよう。

 パパ活は日本特有の現象であり、他国では見られないものなのだが、日本とドイツのハーフであるサンドラ・ヘフェリン氏(コラムニスト)が、他国でパパ活が存在しない理由をわかりやすく解説している記事を以下に紹介する。よかったらこちらもご参考までに。

<参照元:日本特有? ヨーロッパに「パパ活」がない理由(読売新聞オンライン)>

(作・イキルちえ)

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