さて、みんなは毎日を楽しく生きているだろうか。そして、事実を正しく知り、正論を述べる力を持っているだろうか。今日の記事は、理解している人は当然のようにやっていることなので、特別真新しいものではない。生きていくのに必要な能力、役立つ武器は様々なものがあるが、“事実を正しく知っている事”“正論を堂々と述べる力”は、生きるのに非常に大きな助けになる。
例えば、当ブログで2023年8月に4回にわたって記載したダイエットに関する記事を例に挙げる。
<https://www.ikiruchie.com/entry/2023/08/06/063746>
健康で魅力的な体になりたいというのは、誰もが求めることだと思う。そこで、事実を正しく知っているかどうかだ。体の機能、基本的な栄養学、運動についての知識などが、ダイエットでは関わってくる。それらは、子どもの頃から勉強して知恵を身に付けること、情報リテラシー、知識の取捨選択力が、事実を正しく知ることにつながる。
もう一つの“正論を述べる力”。これはコミュニケーション能力と、自分が普段から理に適った思考、行動をしているかどうか。その思考、行動を言語化することにある。
例を挙げよう。
夫婦共同生活において「女が家事育児をするのが当たり前だと思うな」という意見の人と衝突したとする。性別関係なく生活に必要なこと(お金を稼ぐ、家事、子どもがいる場合は育児)を普段から当たり前のようにやっている人だったら、これは全く衝突する必要のない案件だろう。そして、事実を冷静に把握した上で、以下のように簡潔に素早く伝えることが要となる。
・家事育児含め、男性の負担が著しく軽い家庭生活ならば見直す余地がある
・家事育児含め、夫婦共同じ負担割合で生活しているなら議論の余地は少ない可能性が高い
(上記二点は男女平等、自立した大人同士の共同生活視点)
・男性が仕事で稼いできて当たり前と思っていないか(相手への問いかけ)
続いて、事実と正論を武器にしておく場合、覚えておく必要があることを三点挙げておく。
一つ目は、常に周囲の出来事にアンテナを張り、年齢がいくつになっても学ぶことを怠らないことである。これは至極当たり前のことであろう。学びの姿勢がないのに、事実と正論を武器にできるわけがない。
二つ目は、謙虚な気持ちで自分を客観視することだ。自分の考えを述べて言語化する場合、地に足をつけた自信が必要になる。そして、自信とは、傲慢さと紙一重だ。
傲慢な気持ちが肥大化すると、人の信頼を遠ざけ、自分の言葉の説得力も低下する。謙虚な気持ちで常に自分の考えを見直す習慣があれば、事実と正論を述べる力は常に説得力と実践力が高まっていく。
三つ目だが、世の中は事実でないことがまかり通ってしまうことは普通にあるし、正論を述べて人間関係が悪くなってしまうこともある。そこで、「事実を知っていること」「正論を述べる力」を、頭、心の引き出しに常に入れておき、いつでも出せるようにしておくのだ。いつも全力で、自分の持っているもの全てをさらけ出す必要はない。これも知恵である。
これは確信を持って言うが、こういう引き出しを持っているだけで、周囲の人の見る目は変わるし、自信を持って生きられるものだ。
(作・イキルちえ)
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