生きる知恵

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ポジティブな生き方の実現方法

 さて、みんなは“ポジティブな思考を生み出す方法“をご存じだろうか。ポジティブで前向きな考え方と行動を身に付けると、それは必ず良い人生の結果となって反映されていく。これも生きていく知恵で大切なものだ。今日はそれを段階的に解説しながら進めていく。第一段階の①②第二段階の①②第三段階の①②という順序を経て、最後に結果にたどり着く構成になっている。

 今日の記事は、普段の他の記事と比べると気軽に読める類のものではなく、実はかなり専門的な視点も入っている。腑に落ちるまでに時間がかかる場合もあると思う。落ち着いた静かな場所でじっくり熟読すれば、イメージは沸きやすいと思う。読者の皆さんなりに生かしてもらえれば幸いだ。

 

[第一段階]

①状況把握

<自分の能力>

自分の得意なことやできることは?仕事でも趣味でも何でも良い。

英語、料理、車の運転、パソコン、特定分野の専門知識、動物の世話・・・etc。

その能力は、少しこなせる位か、プロとして通用するほどのものか。

<健康状態>

フルタイムで充分働ける位か、持病は何があるか、何分歩き続けられる体力があるか、風邪をひきやすいか、などなど。

<社会状況を知る>

国の経済状況、労働や教育の環境、社会的価値観が世間・生活に与える影響など。

<自分の周辺の状況を知る>

どんな友達がいるか、住んでいる町には何があるか、満足して働ける職場に勤めているか、自分の家に足りないものはないかなど。

 

 何事も、基本となる準備が大切だ。この状況把握は、ポジティブな思考を生み出す上で土台となるものである。

 

②失敗を経験する→対応する

 人間は完璧ではない。どんな人間でも失敗はつきもので、大切なものだ。その失敗は、とてつもなく大きなもので、心に傷を負ってしまうようなものでもよい。(人間の生きている環境はサバイバルなので、時にはそういった経験に遭遇することは誰にでも起こり得る)

 そして、失敗を経験したら、自分になりにそれに対応することだ。自分の頭で考えて、どんな方法でも良い。どう自己内省したか、どんな他者のアドバイスを聞いたか、どんなアドバイス内容だったか、そのアドバイスをどのように実践したか・・・。

 

 これらが第一段階だ。これらのことは、常に生きる中でサイクルとなって循環している。自分の能力、健康状態、周辺の状況を常に確認しながら、失敗も含めて経験を積み重ねていく。これを自分自身で感じ取れることが大切だ。その上で、次の段階に移る。

 

[第二段階]

①興味、関心を持ち続ける

 新しい楽しみを常に探してみる、ということだ。世の中には、実に様々な人、建物、自然環境、書籍や文献、地域ごとの文化などが溢れている。いつ、どこに、どんなきっかけが転がっているかはわからない。

②仕事(または自分だけのタスク)をやり続ける

 仕事をするということは、一定の責任を持ちながら社会で生きるということだ。そしてもちろん、お金を稼ぐことも必要だ。お金を稼いで、自分の好きなことをやれば、幸福感も高まっていく。

 

 第一段階の基本土台が作られていれば、この第二段階も自然にこなせるようになる。良いこともあるだろうが、悪いことが起きることもあるだろう。それでも良いのだ。失敗したら、反省してそれに対応すればよい。恥に思う必要はない。

 この第二段階のサイクルが循環し、一定の成熟さを遂げると、次の段階が見えてくる。

 

[第三段階]

①成熟された人間関係

 自分の状況を把握し、失敗を繰り返し、興味・関心・仕事を続けることで、人間にどんな変化がもたらされるか、それは“成熟された人間関係”である。あなた自身の生き方も、そこに強く反映される。

 成熟された人間関係は、お互いに常にポジティブな要素を与え合う。一緒に食事をして話し合う、病気やトラブルになった時に助け合う、仕事のヒントについて知恵を出し合うなど、その形は様々だ。そして、成熟された人間関係は、いつも隣で一緒にいる人だけではない。会うのが数年に一度位であっても、その大切さは近い関係の人と同等だ。

②成熟された自分の感覚と達成感

 “成熟”とは、一定の経験を積み重ねてたどり着いた状態のものを指す。その成熟の状態の目安となるものが二つある。

 一つは、「オレは経験を積んだから、積んでいない他の人よりも偉いんだ!」という気持ちが無いことである。要は、傲慢さがなく謙虚さがある状態だ。(他人を見下す視点を持っている人は、第一段階で挙げた、失敗を経験した後に自己内省して対応することを怠っている)

 もう一つは、「自分には足りない部分もあるけどここまでできた」という、謙虚さがありながらも自信に溢れているバランス感覚だ。

 

 以上で、全ての段階が終了だ。読者のみんなはここまで読んで、自分自身のポジティブな生き方のイメージが沸いただろうか。

 これまでの過程でポジティブな生き方を身に付けると、「これから何が起きそうか」「何を準備しておけばよいか」という、先を見通す力も自然に身に付いてくる。

 まとめに向けて、これらのことを実現するためのポイントを挙げたいと思う。

 それは、何事もあきらめずにやり続けることと、同時に、これは無理だと感じたら即座に別の方法に切り替える判断力である。(教育面の話になるが、子どもはなぜ勉強するのか、大人でもなぜ勉強が必要なのか、それは判断力を磨くためである)

 人間の生きている状況は、常に変化する。そして、あなたは常に適切な判断ができているだろうか?

(作・イキルちえ)

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