さて、みんなは普段セックスの重要度はどれ位だと考えているだろうか。人間が生きていく上で大切なことは様々あるが、その中でも、食事、睡眠、労働環境などについては、よく世間でも改善のために話題になる。しかし、セックスや性行為について、それが生きる上でどれほど重要なものかを語られることは少なく、より良いセックスの実現のためにどうすべきかを語られることは少ない。
なぜセックスが大切であることがあまり重要視されないのかはいくつかの理由があるが、簡単にまとめると以下になる。
・話題にすることが恥ずかしいという固定観念がある。
・アダルト産業のマイナスイメージという側面の影響。
・性犯罪や人権問題などのマイナスイメージの影響。
・現状の恋愛や結婚市場の混乱、差別、未成熟状態による影響。
・性教育の不備や遅れ。
セックスをすることは、良い食事を摂って、よく睡眠を取ったりする以上に、体や生活に絶大なポジティブ効果をもたらす。
精神面に安定をもたらし、体に沸き起こるエネルギーは、生きる活力になる。免疫を改善し、運動効果も伴って、健康で綺麗な体が作られていく。さらに、セックスは脳の活動も活発になり、思考力の成長や老化防止など、その影響は計り知れない。
さらに、最も大きな好影響として考えられるのは、人と良い関係を結ぶ力を高める効果だ。
セックスや性行為は、相手と二人で行う行為だ。そして、セックスの方法の好み、体の特徴は、人それぞれみんな違う。何をどうしたら気持ちよくなるのか、何をされたらイヤなのか、みんなそれぞれ違う。だからこそ、お互いの思いやりとコミュニケーションが大切で、性行為の最中は想像以上に脳のはたらきも活発化しているのだ。
体を健康にする方法、人間関係力を高める方法、心を安定させる方法など、人間に良い効果をもたらす数多くの方法の中でも、セックスほど多様に有益な方法は他にそうそうないだろう。
セックスの機会を持つことは、人それぞれ、難易度がとても異なる。ある意味そこが一番難しい所だが、セックスそのものを無下に否定せず、ポジティブな効果と、いかに生きる上で大切な行為なのかを知っておくことは、必ず良い人生を歩むことにつながっていくはずだ。
（作・イキルちえ）
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