さて、みんなはどんな基準で結婚相手を探しているだろうか。探してきただろうか。婚活のポイントは数多くあるが、たった一つの言葉などで判断できる基準というものがいくつかある。今日はそのうちの一つを紹介する記事だ。念のため言っておくが、たった一つの基準で、そのお相手のことを全てわかったかのように決めつけるということではない。あくまでも、基準の一つにしつつ決めつけをしないという総合的な判断が大切である。
それでは、結婚相手に最適かどうかを判断できる一言、これをお相手に聞いてみよう。
『ここ１年位で、医療費はどれ位かかっていますか？』
解説しよう。
結婚生活（というかすべての人間にとってだが）には、健康で病気になりにくいというのはとてつもなく大切だ。しょっちゅう病気になっていたら、仕事や家事や子育てに支障をきたすからだ。そこで、この一言をお相手に聞いてみれば、お相手の心身の健康状態が一発でわかる。
目安として、薬代含めて医療費が年間で１万円以下に収まっているなら充分健康体だといえる。歯医者で年１回定期点検を行うなどの費用は健康を損ねているわけではないので、こういった費用は除外して良いかもしれない。
次に、かかる医療費が少なく健康状態がなぜ大切なのかを、もう少し深堀りしよう。
病気になりにくい人は総じて、普段からの体づくり、食生活、睡眠時間の確保など、全体の生活管理スキルが高いという証明になる。さらに仕事においては、体力もそうだが、精神面の消耗も非常に大きい。
そして、心の変調というものは、必ず体に響いてくる。
病気になりにくいということは、今現在良い職場で働いていて、メンタルも安定しており、本人が良い会社を選ぶ目を持っているということになる。
少し蛇足の話も挟んでおこう。
婚活をしていて、特に女性には、相手男性の年収ばかり気にする人は大量にいる。例えば、以下の例を比べてみる。
『年収１０００万円で、残業ばかりのハードワークで体がボロボロの男性』
『年収４００万円で、ほとんど残業はなく、体は健康で病気をほとんどしない男性』
さて、どちらの男性と結婚した方が幸せな生活を送れるか？
幸福感に溢れて妻を幸せにできる男性はどちらか？
それぞれこの二人と結婚した場合、どんな結婚生活になるか？
よーーーく考えて想像してみよう。
最後にまとめとして、重要なことを記述しておく。
人間の体というものは、多くは自分自身で管理して、病気になりにくい良い健康状態を保てるものだが、それでも病気になる時はなるし、先天的なものを含め、やむを得ず病気にかかることは誰にでも起こり得る。（種類や度合いは様々にあるが、興味がある人は、「クローン病」「マルファン症候群」といったキーワードで調べてみるとよい）
デリケートな話になるので、『結婚生活に大切な話なので正直にお聞きしたいのですが、ここ１年位で、医療費はどれ位かかっていますか？』のように、柔らかい物腰で丁寧に聞いてみるのが望ましいだろう。そしてもちろん、自分自身の医療費もこの時に正直に開示することだ。やむを得ない事情で持病があったりしたら、それも結婚前に正直にお相手に伝えるのも必須だ。
自分の体とは、一生の付き合いになる。結婚前にお互いの体の状態を知って、その点をお互いに配慮しながら支え合う視点は必ず大切にしたいものだ。
（作・イキルちえ）
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