さて、みんなは結婚するためにどんなことが必要だと考えているだろうか。今日の記事は、40代女性という世代に焦点を絞って、成婚するコツを記述する記事である。今回なぜ40代女性を取り上げるかというと、まず婚活現場で特に成婚に至らず余っている世代であるのと、出産が難しくなって結婚の方向性を変えていくターニングポイントに当たるため、ひと際工夫が必要だからである。
結婚は夫婦で支え合い、協力し合うものである。それを基本としつつ、“結婚することによって、何が得られるのか”ということを挙げておこう。
①心身の安定度が高まる
②経済力の安定度が高まる
③お互いの生活の知恵が合わさって生活の質が向上する
④老後生活の負担軽減
夫婦の力を合わせることで、これらを実現することが可能になる。
続いて、婚活時に男性にアピールする内容だ。注意点としては、これは男女共通ではあるのだが、40代以降の婚活では、若い頃の恋愛時のような外見やトキメキなどの要素は少なめになる。むしろ、外見やトキメキなどを中心基準に据えると全く婚活は上手くいかないのでそこは注意が必要だ。
結婚生活で得られることをベースにして、以下のような内容をアピールしていくことが求められる。
①包容力、優しさ、労う気持ち
②安定して働いており、一定の収入がある
③基本の生活力(料理、掃除、金銭管理、その他生活の知恵)
④相手の心身の不調に気づくことができる
これらはあくまでも基本であり、これプラス自分なりの結婚生活に行かせる長所もアピールすることが求められる。
ここからさらに、必要なことを記載していく。
40代女性の結婚対象になる男性は概ね45~60歳辺りになるが、この世代の男性がどんな特徴があり、結婚に際して何を求めているか、ということは必ず理解しておく必要がある。結婚は相手があってのものなので、その相手のことを知るという基本点だ。
45~60歳の男性は、社会人の稼働年齢の真っただ中である。社会の中で責任を果たし、同時に、若い世代を支援し、さらに同時に自分より年上の老年者を支える立場という、複数の社会的役割を担っている。それと同時に、自身の心身の変化を感じながら、自分は若年時の体からはすでに変化しており、同時に老いと向き合う必要性と直面していくことになる。
そして、これまで培った経験で、人と良い関係性を築く自分なりの形、良い生活を彩るための論理的思考は、完成されたものとして身に付いている。
これらを踏まえて、子どもを持たないことを前提として、40代女性との結婚を考えてみよう。
支え合い、あるいはリスク管理という面では、40代女性も心身の衰えなどが顕著になる時期という点では同じなので、ここは価値観や方向性が一致すれば、充分良い結婚は実現する。お互いの現状、人生観、将来設計などを正直に話し合うことが大切になる。
ポイントは、“お互いの変化に気付くことができる関係性を目指す”という点にある。40代以降というのは、いわば『自身の変化と直面する』というのが核の課題である。
読者のあなたが40代女性だとして、婚活相手の男性とお会いしたら「あ、この人は仕事は楽しくやってそうだけど、友人関係は少し不満がありそうだな」「一見健康そうだけど、疲れを感じやすいのかもしれないな」などなど、あなたなりの感性で何かしら気付くことはいくつか出てくるはずだ。そういう部分に、お相手と信頼関係を築くヒントが隠れている。
もう一つ重要なことを挙げておく。
45~60歳位の年齢になれば、誰でも、物事の考え方、判断基準などは、完成されたものとして歯車が回っている。お相手の考え方などが、「自分と合わない、好みではない」という物差しだけで判断してはいけない。
「お互い異なる考え方や判断基準を、どのように良い生活に生かすか」という考え方が、40代以降の婚活には必須だ。
以上になる。
正直に言うと、40代以上の結婚は非常に難しい。要因は複数あるが、それ以前の世代の婚活と比べて、求められる質がかなり異なるのが大きな原因である。そのため、婚活して実際にお相手と対面はしてみるが、「合いそうもない」と感じて結局成婚に至らないという実数はかなりの数に上る。
それでも、結婚は不可能というわけではない。パートナーが優しくしてくれて、辛い時に側にいてくれる人がいるというのは嬉しいものだ。こういう感情は、年齢や性別は関係なくみんな共通だ。あまり難しく考えず、シンプルに『自分が相手にとって嬉しく思ってくれる存在になるんだ』というつもりで、人が求めることの基本に立ち返ることが最も大切かもしれない。
(作・イキルちえ)
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