さて、みんなは婚活時に何を努力して身に付ければよいかを理解しているだろうか。
婚活は、相手に気に入られるために努力することは大切ではあるが、実際の結婚生活に必要なスキルを身に付ける視点の方が重要だ。それが結婚相手の信頼感を掴むことにつながり、良い結婚生活の第一歩となる。例えば、異性として気に入られるために外見を磨くのは大切だが、実際に結婚したら、外見の良し悪しはほとんど意味がない。
そして、成婚に結び付かず、結婚生活に何の役にも立たない努力をすることは、ただの時間の無駄になってしまう。間違った努力で代表的なのは、「ネイル、エステ、高い食事をご馳走する、占い頼り、パワースポット巡り、※料理教室に通う」などがある。
（※料理を学ぶのは絶対無駄というわけではないが、現実の結婚生活では、食材管理をしながらスピーディーに要領良く行う技術が必要なので、料理教室の方向性とはズレる可能性がある。また、料理教室にわざわざ通っているというのをアピールすると、現時点で料理ができず自立力が足りない人というマイナスイメージを与えてしまう）
本記事では、現実の結婚生活に即した内容、正しい努力の方向性、成婚に結び付きやすくなるスキルをわかりやすくまとめてお届けする。
まず前提として、結婚相談所でも、それ以外の出会いでも、最初は写真（外見）から相手を判断することになる。これはどんな人間関係でも概ね共通だ。なので、ある程度自分に見合った服装と外見を整えることは必要である。これは基本なので、周囲のアドバイスを参考にしながらTPOをわきまえてやれば問題ない。過剰に高い服を用意したりする必要もない。
ただし男女それぞれに注意点はある。
男性は、レストランに行くのにジャージに近いようなラフ過ぎる格好で女性と会う人もいたりするが、さすがにこれは行き過ぎである。他にも、寝グセが付いていたり、鼻毛が目立っていたり等にならないよう、要は“人に会うのに失礼がないか”という基準は忘れないでほしい。
女性の場合は、過剰なメイク、ネイル、高価なブランドバッグを持参するなどは避けた方が良い。ネイル、高価な物は、結婚生活に何の役にも立たないし、「お金がかかって結婚に向かない女性」というマイナスイメージを与えてしまう。メイクは控えめにして、露出が多すぎる服は避け、ある程度の清潔感がある服であれば十分だ。
では本題に入ろう。
（１）スピード家事を身に付ける
これは、結婚生活では必須スキルだ。特に共働きが主流の現代では、なおさらである。これは「ただ家事ができる」ということではなく、「早く、要領良く家事をこなせる」という意味である。
朝起きて、洗濯機を回しながら朝食の用意をして、同時にお弁当も作り、朝食を食べ終わったら、食器を洗いながら朝のゴミ出しの分別もパパッとやり、洗濯が終わった洗い物を干してから仕事に行く・・・等の場面は日常的によくある。
この能力は、一定期間一人暮らしをすればたいてい自然に身に付く。実家暮らしで身に付けるのはなかなか難しいが、実家の身内に頼らず、一定量の家事を毎日責任持ってやれば、身に付けるのは可能だ。
（２）お金の勉強
これも生きていく上でとても重要だ。現代の義務教育では金融リテラシーが組み込まれておらず、成人したらまず自主的に学ぶ必要がある。ファイナンシャルプランナーのように専門的なことを深くまで身に付ける必要はないので、本やネットである程度のことを知っておけばよい。具体的には、
①社会保障、年金の仕組み
②日常的にかかる税金
③受けられる控除、補助金
④資産運用
⑤家計管理のコツ
⑥今後必要となりそうな保険
このあたりを抑えておけば問題ない。
「私はこういうお金の勉強をしてあるので、結婚生活に生かせます」とアピールできたら、お相手にはとても頼もしく映る。
（３）体力をつける
婚活をしている人にこのアドバイスをしている人は非常に少ない。婚活時に意識している人も少ない。特に子どもができて間もない頃は、結婚生活ははっきり言って体力勝負である。子どもがいなくても、体力がなくてしょっちゅう病気になったりしていたら、仕事や家事どころではない。
どうやって体力をつけるかを本格的に解説すると長くなるので、この記事ではポイントだけ挙げる。
「適切な食生活、運動、睡眠、入浴、生活リズムを整える」
この五点になる。
以上だ。
これらを努力して身に付け、それを婚活時にお相手に伝えれば、良い結婚生活がイメージできる形としてお相手に伝わり、成婚に結び付く可能性は大きく上がる。
（作・イキルちえ）
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