さて、みんなは普段どの位子どもと関わりがあるだろうか。今日の記事は、実際に子育てや教育に携わっている人も、そうでない人にも共通してお届けする内容だ。
ところで、大人が子どもの世話をして教育に携わる際には、ある種の“覚悟”が必要となる。
覚悟とは?・・・それは、「何が起こっても絶対子どもの味方になる」という信念だ。
以下は、大人が子どもに対して示す“覚悟”の一例をまとめたものだ。(使用方法としては、実際に子どもに対して気持ちを込めて言葉で伝える)
『私の最初の一番の仕事は、あなた達に何かあった時に駆けつけること』
『困った時は何でも私に言って。わからない、うまくできない、暑い、寒い、痛い、そんな時はいつでも』
『1歳のあなたも、5歳のあなたも、8歳のあなたも、命の価値と尊厳は同じで大切』
この言葉の伝え方は、アレンジの仕方がいくらでもある。これという正答もない。さらに、この言葉を使う人の立場は非常に多彩だ。実の親、義理の親、学校の先生、保育士や幼稚園の先生、習い事の先生、子どもがいる人の友人、遊園地や公園や文化施設の職員、役所や消防署の職員、本屋や駄菓子屋の店員・・・世の中のありとあらゆる大人達だ。
この覚悟を持ち、穏やかな気持ちで子どもと向き合い関わると、子どもは優れた力を発揮する。学業や芸術創作に意欲的に取り掛かるようになり、周りの友達や兄弟に優しい言葉をかけて仲良くなろうとする。さらに子どもは、社会で生きている人、社会で生きている人達のことを知ろうとして、意欲的に学ぼうとする。ここで作り上げられた土台は、子ども達自身が「みんなが生きやすい社会を作ろう」という“覚悟”に基づいた行動力となる。
社会に活力を与え、差別をなくし、良い方向に発展するために必要なのは、子どもに何を施して何を与えるかではない。大人の信念と覚悟だ。
(作・イキルちえ)
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