生きる知恵

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ナンパは人が出会う大切な機会(恋愛・少子高齢化も関連)

 さて、みんなは街中でナンパをしたことがあるだろうか。されたことがあるだろうか。

 現代は、恋愛が難しくなっている時代である。そして、男女の問題については何かとデリケートな雰囲気もあり、ナンパをする人自体も少なくなっている。そして時々、ナンパをしたら通報されたというニュースが報道されることもある。以下はその一例だ。

<参照元:https://smart-flash.jp/lifemoney/247531/1/1/>

 この記事では、ナンパという行為が否定されていく状況のデメリットを解説していく。最後まで楽しんでくれ。

 まず生物学の基本の視点からだが、人間は男と女二つの性別があり(例外あり)、男は女に、女は男に惹かれるようになっている。そして、男は種の保存の本能から、女にアプローチして仲良くなりたいという気持ちがあり、それは様々な形で行動に移される。その最終目的は、性行為と、家族(子ども)を持つことである。

 そして、人間は動物と違って、社会性があり、知的思考にて物事を判断して行動することができる。つまり、時と場所を選ばず女性に声をかけたり、無理やり女性と性行為をしようとすることは基本的にしない。(つまり、付き纏う程しつこいナンパをしたり、押し倒してレイプするような男は、そもそも人間としての知的能力が足りず、欠陥があると考えるべきだ)

 女性側の視点に立つと、ナンパという行為は街中を歩いている時に、急に知らない異性に声をかけられることになる。人間は、急に予測できない状況になると、正常な判断が困難になり、人によっては思考が混乱状態になる。また、町を移動中の際はたいてい自分の行動スケジュールがあって移動しているので、それをナンパされて横から遮断させられるのは迷惑なものだ。

 そして最も顕著なのは、“知らない人に声をかけられて恐怖を感じる”というものである。この場合は、ナンパをしている当人の威圧的な雰囲気や外見といったものも大きく関与している。つまり、相手が安心できるような言葉と態度が重要になる。つまり、基本は通常の人間関係と同じだ。

 以上が基本的な前提だ。

 

 では、ナンパは、現代は全く必要ない駆逐すべき行動だろうか?

 例えば、法律が整備されてナンパそのものが将来できなくなったとしても、困る人はそう多くはないだろう。なぜなら、そもそもナンパができるような男性は超恋愛強者ともいえる人のみで、男性全体の5%にも満たない。そんな超恋愛強者は、ナンパ以外の方法でも女性と付き合うことができるのでほとんど困らない。

 最も問題なのは、異性に声をかけること自体が悪であるといった風潮が広まることで、健全に異性と仲良くなりたいのにできなくなる人が増加し続けることである。大切なのは相手への配慮や声のかけ方であって、異性と仲良くなりたくて声をかけること自体は、人間には絶対に必要な行動である。

 こういう風潮が大きくなると、男性はますます恋愛しようという気持ちを抑え込むようになり、結婚への意欲も育たなくなる。まさに少子高齢化を促進する泥沼だ。

 この問題の正しい考え方、伝え方としては、“相手への配慮、気遣いを忘れないようにする。その上で、異性を誘うのは大切なことであって、悪いことではない”ということになる。

 最後に、過去の例からおまけを記述しよう。

 それは、一昔前の平成や昭和の時代は、ナンパで出会って、交際をしてその後結婚したという夫婦はかなりの数がいるという事実である。これは、周囲の人と多く話をする機会を持ち、よく世間の情報を読み取ればわかる。

 これについては過去にYouTubeで結婚相談所のカウンセラーも語っている。また、当ブログ作者イキルちえの友人でもナンパで出会って結婚した人も何人かおり、そのうちの一人(奥さん)は当時の出会い方の状況を嬉しそうに話してくれたこともある。一昔前はナンパスポットと呼ばれる場所がいくつも点在し、男性だけでなくナンパを待つ女性も、ある程度決まった場所などに集まったりしていた。

 いつの時代も世の中の男女は、出会いを求めて多くの場所を彷徨っている。これは歴然とした事実だ。ナンパを悪者のように取り上げるのは、異性を求める人間の本質行為を否定し、恋愛と結婚を遠ざけ、少子高齢化を促進する。何も良いことはない。

(作・イキルちえ)

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