さて、みんなは今まで異性と良い出会いがあっただろうか。異性を見る目があると感じるか、ないと感じるか、どちらだろうか。
恋愛、婚活含め、男女にまつわる話は日々どこでも絶えることはないが、「良い人と出会えない」「付き合う人がひどい人ばっかり、自分勝手だったり、浮気されたり、お金にがめつかったり・・・」こんな話は非常に多い。そこで今日は、異性として“人格的に一定の常識観を持った人”を見分けるヒントを記述する。
恋愛や結婚の場合、他の人間関係よりも特に感情が密な関係になりやすい。世の中は非常に多種多様な価値観を持った人達が混在している。その上で、出会うコミュニティの質の違いを省略して考えたとしても、一線を越えるような問題ある人格の人の存在割合というのは、そう多いものではない。
はっきり言えば、「付き合う人がひどい人ばっかり、自分勝手だったり、浮気されたり、お金にがめつかったり・・・」という人との出会いをくり返す人は、“自分がこれまでの人生で人を見定める力を養ってこなかった”という事実と向き合う必要がある。
そこで今日は、相手の異性が普段どんな言葉を発しているかを手がかりに分析していく。
まずは悪い例から挙げていくが、この解釈を充分に注意して読み取ってほしい。
これらの言葉(行動)を、一つでも発したらその人は悪い異性ということでは決してない。これらの言葉や行動が常に中心的であり、他にまともな言動が見られない場合は、その人はまともでない可能性があるということだ。以下、計6個である。
①「私って〇〇なんだ!」(過剰な自己アピール)
②「あれって〇〇だよね」(決めつけ)
③「かっこいい(かわいい)」(表面上だけの判断)
④「あれってダサいよね」(決めつけ、表面上だけの判断、他者を見下す傾向)
⑤「あいつってバカだよね」(決めつけ、表面上だけの判断、他者を見下す傾向)
⑥ノリが良い(表面上だけの判断、一時の快楽の追求)
この6個を見て、どう感じるだろうか。これらの言動は、普段何気なく時々出ることは誰でもある。しかし、常にこういった言動のみが中心になっていないかで相手を見極めることが大切だ。
なぜかというと、これらの言動は全て、カッコ内で記している深層心理が表出しているからである。“過剰な自己アピール”“決めつけ”“表面上だけの判断”“他者を見下す傾向”“一時の快楽の追求”の5つだ。この5つの深層心理は、自ら不幸を招いたり、トラブルを巻き起こす要因になる。そして、恋人や夫婦などの男女の仲になった場合は、そのパートナーを巻き込んでいく。こうやって、モラハラ、浮気、DVなどの被害者が増えていくのである。
なお、おまけとして、恋愛や結婚相手として悪い相手と判断する基準をあと二つ挙げる。これは、相手の言動ではなくて、あなた自身が相手にしてもらった場合のものだ。
・私に〇〇してくれた
・おごってくれた
この二つだ。なぜこれが悪い例に入るのか、あなたは不思議に思うだろうか?しかし、これは挙げておかなければならない。
なぜなら、「私に〇〇してくれるほど優しかったのに、付き合ったら(結婚したら)すごくひどい人だった」というエピソードが掃いて捨てるほどある。つまり、“自分に何かしてくれた”ということに比重を置くあまりに、相手の本質を見極められていない人が世界中に山ほどいるということである。表面的なことに目を向けるあまりに、もっと大切なことを見落とすというのはよくある話である。恋愛、結婚におけるその典型例が、「私に〇〇してくれた」「おごってくれた」の二つである。
くり返し言うが、例えば一度でもおごってくれたからその相手が悪い異性というわけではない。常にこういった言動のみが中心になっていないか、自分自身も冷静に判断することだ。
次に、良い異性だと判断できる言動の良い例を挙げていこう。
①「ありがとう」(感謝)
②「〇〇さんはこういう所がとても素晴らしいよね」(長所を見る)
③「私に何かできることはある?」(行動力、思いやり)
④「これは私の責任だから、私は〇〇します」(責任感)
⑤「この先これがこうなりそうだから、私はこういう準備をしてるんだ」(計画性、先見性)
⑥「私はまだこれができてないから、これから〇〇するんだ」(自己客観視、努力する力)
⑦「あの人あれが大変そうだよね。何とかしてあげられないかな」(思いやり)
⑧「もし私が〇〇の立場だったら、こういうふうにすると思う」(想像力)
以上8つである。
こういう言動を伴っている人、こういう感性を持っている人は、よく見渡せばあちこちにいる。こういう人は、人を幸せにする力がある。恋愛、結婚相手としては最適であり、モラハラやDVなどが発生する悪い関係になる可能性は非常に低くなる。
(余談だが、写真やプロフィールがほとんどの判断材料になるマッチングアプリでは、こういう言動、感性を持っている人を見極めるのはほぼ不可能である)
逆にいうと、こういう感性と言動<感謝、長所を見る、行動力、思いやり、責任感、計画性、先見性、自己客観視、努力する力、思いやり、想像力>を磨いて身に付ければ、自分自身も人間としての力が高まり、恋人、結婚相手としても魅力的になるという証である。
まとめに向けてもう少し記述しよう。
上記の良い例8個を読んで、
「何で私がこんなことをしなければならないのか!」
「いつもニコニコして相手の機嫌を取らなければいけないのか!」
ともし感じたなら、あなたの感性は未熟で幼過ぎる。幼稚園からやり直した方が良い。
相手の言葉、気持ちを受け止め、助け合いながら生きることは、大人として身に付けておかなければならないことだ。
(作・イキルちえ)
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