さて、みんなは良い恋人や結婚相手を見抜く方法を少しでも体得しているだろうか。今日は、人間の言葉や行動から良い相手かどうかを見抜く、ごく簡単な方法の話である。
この話を進めるにあたって、一つ関連する話題を挙げる。毎年10月31日のハロウィンの日になると、東京の渋谷に多くの人が集まってバカ騒ぎを起こし、数多くのトラブルが起きているのはニュースなどで多くの人がご存じだろう。
そして2023年のハロウィンが迫る中、渋谷区長が「渋谷はハロウィンの会場ではありません。ハロウィンの日に騒ぐために渋谷には来ないでほしい」と発言したことが報じられている。
これは、渋谷区を統治する立場に立って考えれば当然の話である。毎年ハロウィンの渋谷は、飲食店などがまともに営業できず、仕事などで普通に渋谷を訪れる人にとっては大迷惑で、多数の警察官を動員せざるを得ない状況だ。
このように、“特定の事象に向けて発信された情報”に対して、あなたの気になる人(恋愛、結婚対象)がどのような反応を示したかをよく見ることだ。その反応で、あなたのことを大切にして浮気もせず、良い恋人や伴侶になり得るかどうかを測る、一つの指標となる。
「ハロウィンの渋谷はひどい有様だし、行くべきじゃないよね」
「渋谷で働いている人や、渋谷区長は大変だよね」
こういう、客観的かつ第三者の目線で物事を捉えられる人は、恋人や結婚相手として最適だ。
それはなぜか。恋愛や結婚生活は、相手を思いやり、人を大切にする行動が基本となってライフスタイルが築かれていくからだ。
続いて逆のパターンは以下だ。
「渋谷で集まるの楽しそうだし一緒に行こうよ」
「ノリで飲んで騒いで楽しく過ごそう」
渋谷区長の発言を聞いた上でこのような言動をする人だったら、間違いなくその人は恋人や結婚相手として不適切だ。
理由はわざわざ言うまでもないのだが、自分の欲求を最優先して、他人や周囲の状況を把握する視点が全くない。そしてこういう人ほど、平気で約束を破ったり、浮気や不倫をしたり、DVやクレーマーの気質があったりする。
カップルや夫婦というものは、常に一定の良好な関係が続くわけではない。波が必ずある。そして、密な関係になった時ほど、不仲な時期の際に矛先はパートナーに向いていくのだ。
浮気や不倫をされたり、暴言や暴力を受けたり、生活を壊されるような取り返しのつかない事態になってからでは遅い。人の本質を見抜けずに後から後悔する人は、デートやセックスなどの、その場が楽しいかどうかのノリだけで相手を選んでしまうという安直な行動が見受けられる傾向がある。常に人の立場に立って物事を考えて行動できる人を感じ取れる能力は、恋愛や結婚、またその他の人間関係においても非常に大切だ。
(作・イキルちえ)
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