生きる知恵

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彼氏がプロポーズしてくれない時、「旦那デスノート」にヒントがある

 さて、みんなは「旦那デスノート」「旦那死ね」というものをご存じだろうか。今日の記事は、この2つのキーワードが、少子高齢化や未婚率上昇に関連していることを解説する。それと同時に、彼氏がいて結婚したいのにプロポーズしてくれないという悩みを抱えている女性には、プロポーズをもらえるヒントになる記事である。最後まで楽しんでくれ。

 「旦那デスノート」「旦那死ね」この2つのキーワードでは、ツイッター(現X)で膨大な数のツイートがされている。そして、旦那デスノートという書き込み型のWEBサイトが実在しており、やはり膨大な数の書き込みが日々行われている。(このサイトについてはテレビ番組でも紹介されたことがある)

 その書き込み、ツイート内容は、知的生物の人間とは思えない程惨いものばかりだ。少子高齢化や未婚率上昇は重大な社会問題になっており、歯止めがかからない状態だが、このような惨いキーワードが蔓延するのは、若者(特に男性)が結婚するのをためらう要因になっているのは容易に想像できる。

 参考までに、ある調査結果を二つ紹介しよう。

 ツイッターで、2023年8月某日の18時から、翌日の18時までの24時間の間に、「旦那死ね」「妻死ね」のそれぞれのキーワードでいくつツイートがされているかを数えてみた。配偶者に対する究極のネガティブな感情を発散する現実の男女比を調べるのが目的である。

 すると、驚くべき結果が出た。24時間で「旦那死ね」でツイートされた数は369回「妻死ね」でツイートされた数は9回である。

(※数回分の誤差の可能性は有り。ハッシュタグ有りなし両方含む)

 旦那と妻、男女でこんなに数値に差が出るのは、異常な現象だといえるだろう。369回の「旦那死ね」ツイートは、妻本人が旦那に対してツイートしていないものも含まれるので、その分は除外する必要はあるが、それでも約半数(185回)は明らかに妻本人と思われるツイートである。185対9という大差が付くのは異常だ。

 「死ね」というネガティブな感情が沸き起こる原因、ツイートする背後環境までは調べようがないが、“旦那に死ねとネットに書き込みする妻が大量に存在して、妻に死ねとネットに書き込まれる旦那が大量に存在する”という事実は確実だ。

 もう一つ、ある研究結果を紹介しよう。これはスウェーデンで行われた調査だ。

 少子高齢化の大きな原因が、金銭、経済的な問題であるとして、高額な宝くじに当選したら結婚率が増えるかどうかを調査したものだ。年齢などのスペックがほぼ同じ条件の人同士で、宝くじに当選した人、当選していない人の生活面の変化を比較したものだ。

 まず男性の変化だが、宝くじに当選し、かつ当選前に低所得かつ未婚だった場合、宝くじ落選者よりも結婚する確率が高くなり、子どもの数も増えた。

 女性はどうか。これは女性の倫理観を疑う驚くべき結果が出た。宝くじに当選すると、女性の婚姻率や子どもの数を含め、生活面はそれほど大きな変化はなかった。しかし、唯一大きく変化したのは“離婚率”である。宝くじに当選直後の2~3年のうちに、離婚する女性が倍増したのである。

<参照元:https://courrier.jp/news/archives/323875/>

 これは恐ろしい現実だと受け止める必要がある。ストレートに言えば「宝くじが当たったから旦那はいらないや、離婚しちゃえ」ということだ。結婚している女性の大半は旦那のお金目当てであり、お金さえ手に入れば旦那はいらないという思考であることを証明してしまっている。しかも、高福祉で幸福度が高いスウェーデンでの結果だ。

 

 以上2つの調査結果を元に、これから結婚する立場の人、婚活をしている立場の人に立って、この現状を考えてみよう。

 現在日本では、未婚率が上昇し続けている。最初から結婚する気がない人は特に男性に多い。さらに交際しているカップルで、女性は結婚したくて男性からのプロポーズを待っているのに、なかなかしてくれないという事例も相当数に上る。

 読者のみんなは、結婚してから自分のことを「死ね」とネット上に書き込まれたいだろうか。そんなことを望む人はいないだろう。結婚してどんなに一生懸命頑張っても、どんな些細な理由で妻から罵られるかわからない。知らない間に「旦那死ね」と書き込まれるかわからない。男性側から見れば、結婚にはこういう側面もあるのが事実なのだ。

 一定の人柄や収入があり、女性の結婚対象となるような男性は、バカではない。それなりの知識と情報収集力を持っている。そして、世の中に「旦那デスノート」や「旦那死ね」のような存在があり、そういったものが野放しにされている女尊男卑の現状、女性への過剰な甘やかしの風潮も、賢い男性はとっくに見透かしているのである。この現実は、未婚率上昇、少子高齢化にもかなりの悪影響を与えている。

 もし彼氏がなかなかプロポーズしてくれないとしたら、原因の一つに、「生涯ずっとお互い信頼関係を持てる夫婦になれるか」と、彼氏が悩み考えている可能性は高い。長期的視野で確証を持てないなら、プロポーズをする気にはならないだろう。

 どうしても結婚したいなら、あなたにも覚悟が必要だし、これは劇薬のような提言だ。チャンスとタイミングがあれば、こう伝えてみよう。

「世の中には、旦那デスノートとか旦那死ねみたいなひどい言葉もあるけど、私はそんなこと一生思わないし、一生添い遂げるよ」

 信念と覚悟と愛情を持って伝えれば、彼氏が結婚を決意するきっかけに充分なる言葉だ。

(作・イキルちえ)

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