生きる知恵

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婚活仲間の言葉を真に受けてはいけない

 さて、みんなは婚活をしているだろうか。婚活をしていて、情報を共有し合って一緒に頑張る仲間がいるだろうか。特に女性では、友人と一緒に婚活をしている人は多いと思う。ツイッター(現X)などでつながりを作って婚活をしている人もいるだろう。

 一般的には何か大きなチャレンジをする時に、お互い励まし合える仲間がいるのは大切なことだ。孤独な状態で助け合える仲間がいないのは、精神的にしんどい。しかし婚活の場合は、これが当てはまらないことがよくある。

 仲間、友人と一緒に婚活をやる場合、まず一番に注意することは、

「その友人とは、お互いに一定以上の信頼関係があり、友人の幸せを心から喜べるかどうか」

 お互いにこういう感覚があるかどうかを確認することである。お互いに意見の尊重をして、何でも言い合える仲であれば、きっと婚活の助けになるだろう。

 それはなぜか。

 婚活、結婚は、その人自身の考え、これまでの生き方によって彩られるライフプランだ。様々な意見や情報は必要とはいえ、最後は、あなた自身の感覚を研ぎ澄ませた自己決定力が試されるからだ。友人ならではの甘い意見、心の底で足を引っ張ろうとしている人の意見は、時として自己決定力にマイナス作用をもたらす。

 例えば、お見合いデートでお相手とチェーン店で食事をして、信頼できる感覚があって打ち解けた人がいたとする。それを友人に話して、

「え?チェーン店みたいな安い所に行ったの?私会った人は、高級レストランに連れて行ってくれておごってくれたよ。その人ケチだね」

 と言われたとする。

 もしこの話を真に受けて、チェーン店でデートした人を断ったら、せっかく得た“信頼できる感覚の人”との出会いを自ら捨てて、貴重な機会を損失することになる。友人の言葉の「私の相手は高級レストランでおごってくれた」というのが全くのウソで、あなたの足を引っ張ろうとする意図があったりしたら、もう台無しであり、その人は友人とは言えない。大切なのは、自分が出会ったお相手がどんな人なのかを客観的に見定めて、お相手と信頼関係を築くことに集中することである。

 婚活、結婚は、人生の大きなポイントの一つだ。こういう時はエネルギーの集中時であり、自分の力で決めなくてはいけない孤独感もある。それは覚悟しておこう。

(作・イキルちえ)

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