生きる知恵

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子どものうちにやらない方が良いこと(美容整形)

 さて、みんなは“子どもの頃にはできればやらない方がよいこと”が何かを理解しているだろうか。子どもの頃は、養育者の元で育ち、よく食べ、よく遊び、よく学ぶことが大切なのはみんなご存じだろう。大人になるまでできないことは、飲酒、喫煙、選挙の投票などがある。しかし、「禁止はされていないが、できればやらない方が良いこと」もいくつかある。今日はその中でも、「美容整形」を取り上げる。

 

 かわいい、かっこいいなどの良い外見は、誰しも一度は憧れることはあるだろう。そして、世の中は“見た目”で判断される場面が多数あるのも事実である。親のエゴだけで子どもに整形させるのは論外として、子ども自身も美容整形を望み、後々の合併症なども理解しているなら問題ないかもしれない。しかし、それでも、子どもに美容整形を行うのは推奨しない。

 まず、発達途上である子どもに美容整形を行うことは様々な身体的リスクがあり、この点に警鐘を鳴らしている医師もいる。以下二つのリンクは、それに関するものである。

 

<SNSで話題「小学生の二重整形」に医師が警鐘 成長期の美容整形リスクとは?(nobico)>

<低年齢化する美容整形 ルッキズムにあおられず、親子でよく話し合って!(朝日新聞EduA)>

 

 そして、子どもの身体上の問題以外には、何が問題だろうか。それは、以下二つの親の心理と価値観が潜んでいる点にある。

①親自身の外見コンプレックスを子どもに投影させている

②上辺の外見の綺麗さに価値を置きすぎている

 子育てをする親は、ある程度は子どもに対して自己投影するものである。しかし、それが度を過ぎるとただのエゴになり、子どもの発育に悪影響となる。親(大人)であっても外見コンプレックスはあってもいい。しかし、子どもに悪影響があるのがわかりきっていながらやってしまうのは、愚の骨頂である。

 そして、端正で整った美麗さを日本人は好む。しかし、外見がきれいなだけでは、生きていくスキルとしては通用しない。なぜなら、外見以外の要素から物事の価値を見出し、行動し、力を積み上げる方法を全く知らずに大人になってしまうリスクがあるからだ。

 あなたは日々生きていて、外見はきらびやかに着飾っているのに、中身がスッカスカな薄っぺらい人間を見たことはないだろうか?きっとあるだろう。特に、東京都心部の中心地には、そのような人間が山のように存在する。世の中はそういう人が一定数いるのだ。あなたが子育てをしているとしたら、子どもをそういう大人に育てたいか?わざわざそんなことをしたら、きっと後悔する。

 

 子どもの体は、大人の縮小版ではない。骨格、筋肉、細胞などは常に変化しながら、20歳を過ぎる頃に標準的な成人体型になる。美容整形をするような必要もなく、子どもが健全に成長する道筋はある。

 親や教育者などの大人の重要な役割としては、まず、子ども同士の外見を指して行われるいじめから守る必要がある。さらには、美容整形の場合は、ネット上の広告や電車内の広告を使って、「かわいく、カッコよくしなければダサイ、モテない」と、子どもの心を不安に掻き立てるような宣伝文句を使う。そういった世間の煽りから子どもを守り、子どもが世間の風潮や周囲の声に惑わされないように、子ども自身の姿を受け止める包容力が必要なのである。

(婚活中などの結婚前の女性が、男性に求めることのうちに『包容力』という言葉をよく口にするのは、こういったことを本能的に察知しているからである)

 そうすれば子どもは、自分の外見だけに囚われず、堂々と自分なりの外見磨きを身に付け、勉強や友達作りも堂々とできるようになっていく。

(作・イキルちえ)

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<この記事は、2025年11月8日に加筆修正しています>