生きる知恵

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あなたの主感情は「怒り?」それとも「ハッピー?」(心の健康、ライフワーク、フェミニズム、男女平等の視点から分析)

 さて、みんなは自分自身の“怒りの感情”をコントロールできて生きているだろうか。今日の記事は、先に結論を書いてしまうが、『怒りに身を任せるとロクなことにはなりません。だから、自分の感情を見つめ直して生きましょう』というごくシンプルなものだ。実際、非常に多くの事柄は、これで片付いてしまう。だがこの一言で終わらせても仕方ないので、テーマを絞って分析して記述する。

 そこで“怒り”という人間の感情による表出行動を分析しつつ、それが社会に与える影響の考察を行い、「男女の問題、ジェンダー、フェミニズム」に焦点を当てる。

 世間は相変わらず、男女の問題や争い事で常に騒がしいものだ。そして、「男性の、女性に対する不満」「女性の、男性に対する不満」は、双方になかなかわかり合えないまま時代は進んでいる。かつての男性優位社会から様々な変遷を経て女性への人権意識も高まり、男女平等を通り越して女性優遇社会へと傾きつつある。フェミニスト、ツイフェミという言葉、存在も広く世の中に知れ渡るようになっている。

 では今後、フェミニスト、フェミニズムのような女性の権利や地位向上を目指す活動が同じ方向性を目指す人以外の人にも受け入れられて浸透するだろうか?

 断言しよう。

 現状のままでは100%それはない。

 

 それはなぜなのか。まずは、以下の記事が参考になるものだ。

<参照元:https://president.jp/articles/-/40982「完全に私怨です」上野千鶴子はなぜフェミニストになったのか(プレジデントウーマン)>

 上野千鶴子氏は日本のフェミニストの代表的な人物だが、上記記事を読んでわかる通り、“怒り”という感情を主の原動力としている。怒りの矛先は、ほぼ全ての男性を指している。そして、この傾向は他のほとんどのフェミニストも同様である。何事も、どんな集団においても、代表者の感情というものは、属する他者や仲間などに確実に伝わる。

 ここで非常に重要な点を挙げておく。怒りという感情が第一の主原動で物事を見ると、人間は平等的視点を見失うのだ。これはほとんどの人間に当てはまるといってよい。

本例を含めて、下記にいくつか例を記載しよう。

①フェミニスト代表者『怒りを主原動に活動、平等的視点がない』

※この結果、他のフェミニスト『怒りを主原動、平等的視点がない』

※総合結果『平等的視点がないために正確性を欠き、人の信頼を得られない』

②子育てする親『明るく健康的な状態で子育てをする』

※この結果、育てられる子ども『明るく健康的に育つ』

※総合結果『親子共明るく健康的』

③子育てする親『感情が不安定で常に怒る』

※この結果。育てられる子ども『感情が不安定で常に怒る子どもに育つ』

※総合結果『親子の関係悪化や、子どもが周囲の人と良い人間関係を築けない等が想定される』

④会社の社長『独善的で横暴で社員を大切にしない』

※この結果、働く社員『独善的、横暴、仕事仲間や顧客などを大切にしない』

※総合結果『社員のモチベーション低下や離職率増加等で、会社の業績が低迷する等が想定される』

 このような結果になる。

 フェミニスト、フェミニズムについて一つ補足するが、“ツイフェミ”という存在をご存じの方も多いだろう。ツイッター(現X)上でフェミニストを名乗り、個人で意見を発信している人達のことだが、これも既存のフェミニストの特徴を受け継いでおり、“怒りを主原動に活動、平等的視点がない”特徴は全く同じである。匿名で発信できて、かなり自由に発言できるというSNSの特徴があるので、より怒りの感情が増幅しやすくなる。すると結果的に、平等的視点、正確性、冷静さを欠くことになるので、ますます世間の人の反感を買い、真の意味でのフェミニズム、男女平等からはかけ離れていくことになる。

 一つ参考までに、現状のフェミニズムについて冷静に客観分析した記事を紹介しておこう。一見雑多な文面だが、『代表者の感情というものは、属する他者や仲間などに確実に伝わる』という現状の構図をわかりやすく表しており、興味深く読めるものだ。

<参照元:https://anond.hatelabo.jp/20210905025143「ツイフェミまじ迷惑」(はてな匿名ダイアリー)>

 

 次に、“怒り”という感情について。

 人間の感情は様々な種類があり、誰にでも怒りの感情は沸き起こる。そして、人間が意を決して大きな行動をする時、怒りは重要かつポジティブな原動力にもなるものだ。怒りの感情を否定する必要はないということである。

 例えば、夫婦関係が悪化して生活の危機に陥り、離婚を決意したとしよう。何度も話し合い、離婚調停や裁判を行い、引っ越しや転職をしたり、様々な出来事を乗り越えなければならない場面が訪れる。こういう時には、離婚相手に対する怒りの感情は、誰しもが持つはずだ。その怒りの感情が大きなエネルギー源となり、離婚して新しく生活を築く力に繋がっていくものだ。

 こういう“怒り”を元にした局面は、生きていればほとんどの人が経験する。

 だが、大切なのはこの後だ。

 自分が抱えた怒りの感情とどう向き合う?どう処理する?

 これは、人間が社会的な生物である以上、全ての人間が一人一人意識してやっていくしかない命題だ。自分自身の感情と冷静に向き合い、自己の物の見方を客観視していくしかない。

(作・イキルちえ)

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