さて、みんなはどんな仕事を普段しているだろうか。今子どもの読者の人は、将来どんな仕事をしたいだろうか。今日の記事は、子どもを持つ親の立場・視点から展開する内容となっているが、親の立場でない方もお読みいただければ幸いだ。
まず、設定を設けて話を進めていこう。あくまでも架空の設定だが、充分現実で起こり得ることで、今後増加する可能性があり、もしかしたら日本のどこかでもう起こっているかもしれない設定だ。
(実際に2025年10月には、以下のような事件も起こっている。)
<参照元:大阪府警生安部の警視を逮捕 「パパ活」10代少女の体を触った疑い(朝日新聞WEB版>
あなたは40代で、10代の娘を持つ親だとする。その娘が、以下のネット記事(動画)をまず見たとする。
<参照元:パパ30人、月収500万のパパ活女子が赤裸々告白「おぢはみんなちょろい」「“俺好みに染めてやった”と思わせる」(ABEMATIMES)>
このWEBページは、ABEMATVで放送された内容をWEB上で紹介しているもので、内容はタイトル通り、パパ活をしている女性にインタビューを行ったものである。
この記事と動画を視聴した、あなたの子どもである10代の娘(これ以降はA子と表記する)は、何らかの影響を受けたようで、以下のように発言する。
「私将来パパ活したい!だって、楽にたくさんお金稼げるんでしょ?」
さあどうする?
ぶっ飛んだ仮の話のように感じる読者の方もいるかもしれないが、最初に述べたように、これは充分に起こり得る現実である。もしくは、親の前で直接言わなくても、こっそりパパ活をしている若い女性は多数いるが、そういった場合も含めての問いかけである。
情報社会として成熟している現代は、いつ、どこで、子どもがどんな情報に触れてどんな影響を受けるかはわからない。若い世代の女の子が、楽に大金を稼ごうとして道を踏み外してしまうことがいつでも起こり得ることは、娘を持つ親なら事前に想定しておく必要がある。
-----それでは、作者のオレから、以下の対策方法を記述していこう。この対策方法は、非常に簡単である。内容の根拠としては、“大人になって責任を持って社会で生きる、基本的な規範”を元にしている。
A子「私将来パパ活したい!」
親「なぜパパ活をしたいの?」
A子「ネットでそういうことしてる人がいるって見たから。楽にたくさんお金を稼げるんでしょ?」
(この時点で親は、子どもが見たネット情報の内容を必ず確認すること)
親「A子の見たネットの内容も見た。A子の今の気持ちもわかった。それでは、もしA子がパパ活をやったら、今すぐこの実家から出ていくんだ。(すでに一人暮らしをしている場合はこの言葉は不要)そして、A子が18歳を過ぎたら、それ以降は、A子に何か困ったことがあっても一切手助けしない。お金の援助もアドバイスもしないし、病気やホームレスになったりしても、一切助けない」
このように、強く毅然と言うことである。
そしてもし、実際にパパ活をしていることが判明したら、即座に家(実家)から叩き出すこと。娘がまだ18歳に達していない場合は、衣食住の最低限の世話だけは必ず維持し、18歳に達した時点で家から叩き出す。
その後、連絡だけは取れるようにして基本は絶縁状態を維持し、娘に何があっても一切手助けしないことを強く推奨する。
そして、A子がパパ活を辞め、真っ当な仕事をして自立した生活を送っていることが確実に確認できたら、通常通りの家族関係に戻っても良いだろう。(確認には、必ず本人の就労証明となる源泉徴収票か給与明細を確認すること)
それでは、なぜこのような方法を推奨するかを解説する。理由は決して難しいものではない。
①成人したら、大人は労働、納税の義務がある。
②自分で仕事をしてお金を稼ぎ、自立した生活を送ること。
これはもう言うまでもなく、全ての大人が当たり前のように目指し、営む生活の核である。
そして、子どもの頃から、よく周りの景色を見渡せばわかる。山や海や畑で食料を調達し、荷物をトラックで運び、お店でサービスを提供し、あらゆる専門職が町の治安とライフラインを支え・・・世界中どの町も、そうやって人間は支え合って生きている。
つまり、成人して自立した生活を送るヒントは、子どもの頃から周り中に当たり前のようにある。パパ活のように、他者に依存しながら搾取し、なおかつ一定層の人間を蔑む人間観を持ってしまうことは、本来ならば起こり得ないことだからだ。
最後におまけを一つ記載しよう。
<参照元:「裁判長に恋しちゃいそう」 名古屋「女子大生頂き女子」が執行猶予を勝ち取った後、被害男性の前で言い放った無反省な言葉(ガールズちゃんねる)>
このニュース記事は元々デイリー新潮に掲載されたものなのだが、そちらの方はもう削除されてしまっているので、代わりに記事内容の本文も紹介されているガールズちゃんねるのWEBページを引用する。
内容としては、恋愛詐欺を行ってお金を騙し取って逮捕された加藤ありさ被告が、名古屋地方裁判所で判決を言い渡された後の出来事を紹介している。判決には執行猶予が付いたのだが、判決後にエレベーター前で「裁判長に恋しそう〜。もうどうにでもなれって思ってたから」と常軌を逸した発言をしている。
この事件・出来事と、加藤被告の人格が、人間の幸せから1万光年かけ離れた“闇”であることはわかるだろう。もし、自分の娘がパパ活をしたい(現在している)と言い出したら、こういった材料で説得や対応をする手だてもあるだろう。
(作・イキルちえ)
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