さて、みんなはパパ活を利用する男性をどう思うだろうか。今回はパパ活を男性側の視点に立った内容でお届けしたいと思う。
最初に記事内容について注意点を一つ挙げておく。パパ活と一言でいっても、それをやっている当事者の属性は様々なわけだが、男性側の属性を大きく分けると以下の二点になる。
①年収が二千万円を超えるような超富裕層で、桁が違う高価な贅沢品を女性に買い与えたり、マンションを与えて住まわせて愛人のように扱う男性。(パパ活全体のおよそ5%位)
②年収が一般層とほぼ同じ位で、できる範囲で女性とデートをしたり肉体関係を持ったりして活動する男性。(パパ活全体のおよそ95%位)
カッコ内の数値はオレが世間の情報を読み取って体感的に出した数値であるが、概ね正しいと思う。そもそも年収2千万を超えるような超富裕層の男性はごく一部で特殊なものだ。①のパターンは、パパ活というより、お金持ち男性と港区女子のような関係性に近いだろう。男性の道楽ともいえるかなり特殊なものであり、一般的なパパ活とはかなり異なる。
そこで当記事で扱うパパ活の心理は、上記の②の男性の層を説明しているということをご留意いただきたい。それでは本題だ。
パパ活は違法行為に該当するもので、行っている当事者や社会にも様々なデメリットをもたらすため、やらないことが推奨されるものだ。しかし人間は愚かなもので、ダメだとわかっていても社会に広がってしまう物事や事象が必ずある。戦争、いじめ、むやみな環境破壊や違法薬物など、挙げればキリがない。
パパ活が蔓延する根本原因は、お金を求める女性側の視点に立つと、現代若年層の経済的困窮にある。男性側の視点で考えると、既婚者の場合は、他の女性と少し交流してみたいといった興味本位の場合も多いが、未婚者含め、基本としては
「ストレスや孤独感などの要因から、異性との関わりがほしい」「性的欲求を満たしたい」
ニーズはこの二点に集約されている。
(つまり、「経済的困窮」「ストレス」「孤独感」「性行為機会の確保」の四点が解決していけば、パパ活はおのずと無くすことができるとも考えられる。)
これは簡単な話だ。人間には、必ず欲求が備わっている。それを否定する必要はない。
ただし、違法性のあることをやって欲求を満たそうとするのは避けるべきであって、違法性のない方法で欲求を満たせばよい。男性にはこのことを充分理解してほしいと思う。
すごくシンプルな例を挙げよう。あなたが食欲を満たしたいとする。
①違法性のない欲の満たし方
飲食店に入り、お金を払って食事をする
②違法性のある欲の満たし方
飲食店に入り、お金を払わず食い逃げする
あなたならどちらを選ぶだろうか?どちらを選ぶ方が、人間のあるべき姿としてまともだろうか?答えは言うまでもないだろう。
では、いかにして異性との関わりを持ち、性的欲求を満たせばよいのか。恋人やパートナーができればそれで解決されるし、問題が多々あるとはいえ、マッチングアプリを使って異性を探すこともできる。これらの他に、世間の多くの男性は、性風俗店やキャバクラなど、違法でない既存のサービスで何とか欲を満たして生きる糧にしようとしていると思う。または、他の趣味等に打ち込んで発散する人も多くいるだろう。
そう、それで問題はない。ないのだが、最初に述べたように、異性と触れ合いたい欲求や性的欲求は、背後に孤独感やストレスといった要因が絡んでいることも多いのだ。違法とわかっていても、パパ活をしたい、女の子と触れ合って何としても欲求を満たしたいという気持ちが抑えきれない男性は、一度頭を冷やして、自らの孤独感やストレスの原因を見つけ、軽減することを最優先に生きてほしい。
そして、ビジネスを含めてお金が絡む事象は、需要と供給のバランスで成り立っている。現在のパパ活は女性余り(供給過多)の傾向だが、パパ活をやろうとする男性が減ればさらに供給過多になり、自然にパパ活は無くなる。それがベストだ。
(作・イキルちえ)
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