生きる知恵

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人は誰でも「価値判断」「評価」「品定め」されている

 さて、みんなは他人から「君はかわいいね。100点だ」と言われたら、どんな気持ちがするだろうか。あるいは、「君はブスだね。10点だ」と言われたら、どんな気持ちがするだろうか。今日の話は、人間の生活ではごくありふれた平凡な話である。

 本題に入る前に、ツイッター(現X)に投稿されたある例を挙げよう。婚活をしている女性のアカウントで、2023年某日にこのようなツイートが発信された。

「婚活をやって、本当に人権がないと感じた。まるで牛の品評会のよう。年齢や容姿などの上っ面だけで見定められるのが辛い」

 このツイートに対して、励ましの言葉と、婚活はそういうものであり、あなたも同じことをしていたんじゃないのかと諭す言葉の2パターンの返信が多く付いた。婚活で品定めされる辛さを訴える声はよく聞かれるものだ。(実情としては、婚活では、女性よりも男性の方がかなり厳しい品定めをされている)

 上記のエピソードに限らず、これはとてもありふれたことである。オレ達人間は、赤ん坊の時、いや、この世に生まれた瞬間から“価値判断”“評価”“品定め”“ジャッジ”“品評”されているのである。

「体重は2700gだから少し小さめですね」

「この子は〇〇似だね」

「この子はおとなしくて手がかからないね」

 発達はどの程度か、誰に似ていて可愛がられるかどうか、養育に手がかかるかどうか、周囲の人からそのように見られているのである。

 学校に入れば成績で評価されるし、就職する時は仕事ができそうかどうか評価される。友人関係になれば、最初は「こいつはいい奴か?仲良くなれるか?」とお互いに無意識に評価している。その他どんな場面でも挙げればキリがない。

 人にあからさまに点数を付けたり評価をするのは、一般的にはあまりよくないことと言われる。もちろん、人を傷つけたり笑い者にするのを目的にいたずらな評価をするのは良くない。ただし実際の世の中は、皆お互いに、何かしら評価されていて、見定められているのが現実なのである。そして本当に強い人は、それを理解した上で、人からどんな評価をされても悠然としているものだ。誰でも良い所ばかりではなく、長所と短所が必ずある。

(作・イキルちえ)

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