生きる知恵

婚活、恋愛、マッチングアプリ、子育て、教育、健康、心理学、人間関係、男女の話、性の話など多彩な内容を、ブログ・コラムとしてイキルちえがお届け。

内定を辞退した時の会社の反応をよく見てみよう

 さて、みんなはどのような仕事をしたことがあるだろうか。また、転職をしたことがあるだろうか。今回は、経営者や人事を担当している人向けの内容かもしれないが、なるべくどんな人の参考にもなるように記述していこうと思う。

 日本は昔から、人材を採用する会社の方が上の立場で、面接に行く求職者の方が下の立場かのような傾向があるが、そんなことはない。まず知ってほしいのは、転職活動において、雇用者と求職者は立場は対等だということだ。職探しをする際は、必要以上に卑屈にならず、謙虚さと自信を持って堂々と臨んでほしいと思う。

 そして、求職者は「この会社はどのような会社か」を、非常によく見ている。特に「求職者が内定を辞退した時、どんな反応をしたか」この時に、かなりその会社の本質が表れる。それはなぜか。面接に来た求職者を採用しようという決断をした時には、安心感期待値などでバロメーターがぐっと上がり、直後に内定を辞退されると、そのバロメーターはぐっと急激に下がる。このアップダウンは、会社側、人事側にとってはなかなかショックなものだ。しかしこういう時こそ「辞退者に丁寧に返信しなければ」という意識で返信してくる会社は、とても顧客を大切にする会社だ。なぜなら、「断られた人も含めて大切に接すれば、後々にお客様になるかもしれないし、口コミを通じて後に良い人材が来るきっかけになるかもしれない」という、高い意識と先見性を持っているからである。

 読者のみんなも、こちらから内定を辞退する機会があったら、その後の会社の返答をよく見てほしい。同じ業界の中で、評判の良い会社、悪い会社とそれぞれあるが、この内定辞退への返答具合は、会社の質がかなり正確に反映する。さらに、電話よりもメールの方が本音が出やすいとオレは考える。メールだと「辞退した求職者が、後々にお客様になってもらえるように」という、一つ織り込んだ思考の一文を入れることが可能だからだ。「面接時わざわざご足労いただきありがとうございました」等の労いの言葉が入っている会社は、その後にお客として利用する価値は高いと思う。以上ご参考までに。

(作・イキルちえ)

こちらも合わせてどうぞ→<このブログの紹介>