さて、みんなは普段から、異性との体の触れ合い、セックスの機会があるだろうか。この記事では、今の日本の性、性教育を取り巻く状況を概要として記載する。
このブログでは、婚活、恋愛をはじめとして幅広い内容を取り上げているが、この性の話も、人間の生活、生きる知恵として非常に重要な話だ。一般的には表に出さず隠したがるような内容だが(日本は特にこの傾向が強い)決して軽んじてはいけない。人間として心豊かに尊厳を持った生活をする上では大切な内容である。
現状、日本のセックス、性環境はどのようなものだろうか。これは、特に個々人の視点による感覚が大切である。読者のみんなも、よく自分の感覚を研ぎ澄ませて感じ取ってほしい。おそらく多くの人にとっては、良いセックス、性の機会があるとはいえない状況ではないだろうか。以下に、今の性環境の主な問題点を箇条書きで挙げる。
①セックスのパートナー不在、パートナー探しの困難
②ネットをはじめとした、性に関する情報過多
③ポルノ、アダルト作品の氾濫の影響
④倫理観の崩壊(パパ活、売春、不倫、托卵)
⑤ジェンダー視点による問題、多様性
⑥性教育の未確立、不充分
今回は概要なので、これら一つずつ深堀りはしない。後の記事で少しずつ取り上げていく予定だ。上記のそれぞれの問題は、どれも非常に深く、大きな問題を抱えている。
この性の分野は、事実を正しく把握し、偏った視点にならないよう分析するのが非常に難しいものだ。有識者から一般人まで性に関しては様々な意見を発しているが、独善的で視野が狭く、横暴な内容のものも多数ある。
ただ、オレはそういう意見も含めて大切だと考えている。なぜなら、性については、極めて個人の領域に近い話だからだ。例えば、ある一人の人間が満足できる性的機会を得られず苦しんでいたとして、それが周囲に大きな影響を及ぼしたり、社会的な問題として考えられることは少ない。これがもし、仕事、就労に関する問題であれば、国の教育、労働環境、社会保障、経済の問題に関わってくるため、「個人の問題でしょ」と片付けて済む問題ではなくなる。
とはいえ、性、セックスは基本的に、相手と向かい合い共にする行為であり、人間にとってなくてはならない問題であるため、個人の領域のことではあっても、他者とのつながり、共有、社会的な問題として真剣に向き合う必要がある。
最後に締めくくりとして、ポジティブ視点にて大事なことを伝えておこう。
性行為、セックスは、体が健康になり、幸福感が高まる素晴らしいものである。そして、他のどんなことよりも、異性と信頼関係を結ぶことができる大切な時間だ。セックスを、ネガティブかつ悪者のように扱うことは、人間の倫理に反している。
(作・イキルちえ)
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