生きる知恵

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専門技術はお金がかかるのが当たり前

 さて、みんなは何らかの専門技術を持っているだろうか。その専門性を生かして、お金を稼いだことがあるだろうか。まず専門技術の定義を示しておくと、その仕事、職業が専門的なものであると世間、国で認識されているもので、職業として確立しているものである。まずは一つエピソードを紹介する。

 

※登場人物:A男(27歳)〇〇の専門職。B男(30歳)。

 友人知人の混合のとある飲み会。A男、B男含め、初対面の人も含めて計6人で行われていた。会話の中で、A男が〇〇の専門職で、〇〇ができるという話題になった。するとB男がこの話題に興味を持ち、「へー、今度そのやり方オレにも教えてくれよ」と言ってきた。A男とB男は、この日が初対面である。

 A男は少し困惑した表情を浮かべたが、B男はしつこく食い下がってきた。A男は仕方なく、「それなりに時間もかかるので、それなりの費用をお支払いいただけるなら」と言った。するとB男は少し驚いた様子でこう言った。

「え?金取るの?」

 

 このやり取り、A男とB男の言葉を読んで、あなたはどう思っただろうか。あなたが、専門技術を持っているA男の立場だったとしたら、B男の言葉を聞いてどう思うだろうか。

 専門技術はプロの技術であり、一定の勉強、学習、経験を積まないと身に付かない。プロの技術だからこそ、価値があり、それに対してお金を払う必要があり、お金を払う人がいる。よって、B男の「金取るの?」という発言、タダで専門技術を教わろうとする態度は、間違いであり、非常識である。

 現代の社会は、複雑で高度なものに発達しているため、数多くの専門的技術者がいてこそ成り立っている。それこそ、ありとあらゆる分野の専門職の結晶体だ。

 専門技術を身に付けるには、内容や資格によって差はあるが、長い時間をかけた学習と費用がかかっている。本人の努力の賜物だ。だからこそ、専門技術はお金がかかるのが当たり前である。

(作・イキルちえ)

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