生きる知恵

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港区女子より普通の女性の方が魅力的な理由

 さて、みんなは“港区女子”という言葉をご存じだろうか。このような人達と実際に関わったことがあるだろうか。港区女子がどのような人を指すのか、ごく簡単に説明すると、高い洋服やブランド品で着飾って、他人のお金で豪遊して、それをSNSなどで自慢するなどの行動をしている若い女性のことだ。その行動の主な拠点になっているのが、日本でも有数の高級地である東京の港区である。一般的な庶民として生きていれば、このような人達と接する機会はそうそうないだろうし、生き方、価値観は人それぞれだ。

 この記事では、港区女子という生き方は、人として豊かに生きるために全く何も身に付かないという貧弱さがあり、失うものがたくさんあるということを簡潔にまとめている。もしあなた自身が港区女子だったり、あなたの身の回りに港区女子に憧れる人がいたり、10代の若い娘さんを持つご両親だったりしたら、以下に書き綴ることは読んでもムダではないかもしれない。

 

 まず、高級品を必要以上に身に付けたいという欲求は、自分の自信のなさの表れである。高級な物で身を固めることで、自分の内面の心の弱さを覆い隠しているのである。これは心理学的な観点からすぐにわかることだ。(ただし、覆い隠している部分が、過去のトラウマ“心の傷”だったりする場合もあり、そういう場合は要注意だ)

 そして、港区女子が頼っていて港区女子として成り立たせている主要因は、裕福な男性のお金、つまり他人のお金である。他人のお金で生きる・・・それが続いていくと人間はどうなっていくのだろうか。それが続けば続くほど、魅力と、生きる力は、ナイフでそぎ落とされるように薄っぺらくなっていく。その内訳は以下の通りだ。

・自分のスキルで働いてお金を稼ぐ力を失う。

・人への感謝の気持ちを失う。

・収支のバランスに合った生活力と計算力を失う。

・周囲の人と対等に良い関係を築く力を失う。

 主にこの四点を、致命的に失うことになる。この四点は、生きていく上で欠かせない重要なスキルであるため、港区女子のような生き方をする際は、このことを充分に念頭に置いて覚悟をする必要がある。将来結婚して子どもを持ちたいと考えるのであれば、そのための婚活期間(若さ)も失うし、子育て後の人生に関わる倫理観も歪んでしまうだろう。

 他人のお金で買った高級品で着飾り、高い食事を食べて、豪遊する女性を、あなたは美しいと思うだろうか?オレは、そう思わない。質素な恰好でも、平凡な外見でも、自分の力で勉強して、働いて、周囲の人を大切にしようと一生懸命行動している人の方が、あふれんばかりの魅力を放っている。そして、世の男性で、そのような価値観を持つ人が圧倒的多数であるのが現実だ。

(作・イキルちえ)

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