生きる知恵

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女性の受け身の問題(恋愛、婚活)

 さて、みんなは普段から、何もしないで恋人や結婚相手や信頼できる友達や食べ物や洋服などを手に入れているだろうか。まあ、そんな人はほとんどいないだろう。

 恋愛や婚活では、女性は受け身だといわれる。つまり、自分から積極的に関係性を築くために行動することが少ないわけだ。考え方や行動には個人差があるのが前提だが、基本的に多数の女性は受け身傾向がある。男性に告白、プロポーズしてもらい、引っ張ってもらい、リードしてもらうことに憧れているのは確かだろう。

 人間は、常に前向きな姿勢で、自分からガンガン行動し続けられるほど強いものでもない。誰でも、勢いがある時もあれば、ない時もある。ただ、恋愛や婚活に限っていえば、“常に受け身”という状態は、なかなかやっかいな問題を起こす。

 まず、どんなことでも、自分で計画を立てて行動をしなければ、何も変わらないし、何も得られない。ここに人間の生活の礎は集約されている。逆に言えば、よく状況を把握し、準備して行動すれば、達成できて手に入るものはたくさんある。

 そして現代の日本人の生活は、とにかく自己防衛力と生活設計力が必須だ。なんとなくそれなりに働いて、会社は倒産することなく無条件に雇い続けてくれて、子どもは面倒を見てくれる人を適当に頼りながら学校に通わせて、成人したら家から独り立ちさせて、あとは年金をもらってのんびり暮らす・・・という生活が受け身で自動的にできるわけではない。

 常に外見内面共自分を磨き、人脈を作り、若いうちから婚活をして、子育ての情報をかき集め、周囲に気を遣いながら子育てをして、スキルを磨きながら転職も活用しつつ年収を上げる努力を続け、少ない年金頼りにならないよう資産運用もする・・・これが今現代人の強いられている生活である。

 現代のこの生活を実現するのに、受け身でいては成り立たない。とにかく行動して、先手を打って準備していかないと、まっとうな生活をするだけでも大変なのだ。

 一部の技術は飛躍的に進歩しているのに、生きにくさが増しているのは政治の責任も大きい。しかし根本的には“人間は結局愚かな生き物である”という結論に落ち着きそうである。

 「いつか私にふさわしい王子様のような男性が現れる」

 「男性にリードしてもらって幸せな生活をしたい」

 言葉にせずとも、内心このように思っている女性は非常に多い。心に思うだけなら自由だが、このような発想は基本的には10代のうちに卒業すべき思考だ。20代になってもこのような思考が抜けきれないのなら、今まで受けた教育にどこか不足や不備があり、精神的に大人として生きる準備ができていないと考えた方がよい。

 そして恋愛や婚活の場においては、受け身姿勢が強すぎる女性は、賢い男性はあっという間に見抜く。逆に、読者のあなたが女性だったとして、あなたが自らを受け身であると自覚していて、そんなあなたとお付き合いしたり、結婚を申し出てくる男性がいたとしたら、その男性は賢くないと考えるべきである。

 世知辛い世の中ではあるが、自分で行動して人生を築いていくという“原点”に戻っているのが現代の特徴といえるかもしれない。いずれにせよ、受け身姿勢は早いうちに改善すべきことだろう。

(作・イキルちえ)

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