生きる知恵

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「年上女性は魅力的!」「妻の年上婚が増えている!」こんな話があふれる裏事情(恋愛、婚活)

 さて、みんなはニュースやネットの情報に振り回されず、正しく内容を読み取ることができるだろうか。今日は恋愛や婚活に深く関わる話だが、冷静さや判断力がある人ならもう充分理解している内容だと思う。しかし、世の中の情報をいつも真に受けてしまって恋愛や婚活がうまくいっていない人であれば、必ず覚えておく必要のある話である。まあ気軽に読んでくれ。

 世間には恋愛、婚活に関わる情報は無数にある。それらで近年特に見られる傾向の一つに、「男性から見て、年上女性を過剰に推し進める」というものがある。(逆に女性から見ると、「年下男性との恋愛、結婚は素晴らしい、充分できる」というもの)

「世間では夫の年下婚が増えている」

「女性が輝くのは30代から」

「年上女性はこんな魅力がある」

「男性が若い女性ばかり求めるのは間違っている」

などのものである。

 数多くの例があるが、例えば以下のようなものである。

<参照元:結婚相談所「おじさんが若い女子を狙う」大問題(東洋経済オンライン)>

 こういう情報は、公式のメディアや結婚相談所以外にも、個人発信のSNSや掲示板などでも多数見られる傾向である。しかもこれらは、過剰に“ある価値観を押し付けようとする”雰囲気もあり、勘の良い人なら違和感にすぐ気付く風潮である。この状況をわかりやすく解説していこう。

 

 まず大前提として、恋愛や結婚でどんな人を求めるのかは本人の自由だ。基本的に、他人に押し付けられる筋合いはない。その上で、相性、出会いの機会、本人のスキル、お互いのニーズの割合が大きく関わる。それにより、自分の好みの人と結ばれるかどうかが決まってくるわけだが、自分好みの人と結ばれなくても、それは本人の自己責任である。自分で納得するしかない。そして、恋愛や結婚をしない選択をするのも、これまた本人の自由で自己責任である。

 それでは、本題に関わる客観的な事実として、恋愛と結婚において、概ね男性はどんな女性を好み、選ぶのか?

 これはもう、はっきりしている。『年下の若い女性』だ。これは実際にはほとんどの人が理解していることであって確証的なデータも多数あるのでここでわざわざ詳しく解説しないが、一応、当ブログの別記事で詳細に解説しているので、以下はそのURLである。

<関連記事:好きな異性の年齢の正確なデータと、自分が対象外でも好かれる方法>

 では、なぜ過剰に年上女性を推し進める意見が世間から多数発信されるのか。どんな物事にも、“裏の事情”というものがある。

 まず、各種メディアや結婚相談所などにとっての事情だ。恋愛、結婚に関する情報やサービスの顧客(読者層)の大きなボリュームゾーンは、30~50代あたりの女性である。この層の人達にたくさん記事を読んでもらい、サービスを利用してもらうことで、メディアや結婚相談所などは大きな収益をあげることができる。

 すると必然的に、30~50代女性が喜ぶ情報を多数提供する必要が出てくる。20代女性はどうなのかというと、この年代の女性は最も男性からニーズがある層なので、恋愛や結婚に困って世間の情報を漁るという機会がそもそも30~50代よりも少ない。そんなことをしなくても相手が見つかるからだ。また、個人差にもよるが、30~50代よりもネットリテラシーの高い人が多くて、情報の見極めも優れている可能性も高い。

 そして実情としては、30~50代の年齢層の女性は婚活に苦労している人が多数おり、婚活市場は女性余りの状況が続いている。この層の人達の恋愛、結婚対象は概ね40~60代男性になるが、これだけだと対象がだいぶ限られてしまう。そこで、対象を若い層にまで広げる必要が出てくるのだ。

 その結果「若い男性と結婚できます!」「妻の年上婚が主流です!」など、ウソやデタラメも含まれる情報が無数に世に放たれることになる。

 一例として、以下はとある結婚相談所のX(旧ツイッター)のポストなのだが、その一端が垣間見えるものである。

<参照元:https://x.com/wadafutako/status/1917821636222542062>

(このポストでは成婚に関するデータの表も掲載されているのだが、相談所ごとに公表しているデータはいくらでも見せ方の工夫ができてしまうので、それを鵜呑みにしないよう気をつけることは基本知識である)

 さらなる例として以下のニュースは、妻(女性)が21歳年上の夫婦を特集した記事である。この年の差の結婚(夫婦)は、相当レアなケースになる。こういう夫婦をわざわざ取材して世間に情報発信する“意味、裏事情”というものを、賢く感じ取る感性が生きる知恵として必要である。

<参照元:21歳差婚で「おばさん」「若い芽を摘むな」と批判殺到…年の差夫婦が“ひどいアンチコメント”への想いを明かす(女子SPA!)>

 

 それでは、結婚相談所や企業の収益などは関係がなく、婚活をしている本人などの個人が発信しているSNSや掲示板などの事情はどうだろうか。

 様々な背景があるが、中核の部分としては、「自分の相手が減ると困るから、減らないようにもがいている」ということになる。

 まず、恋愛や結婚に興味をなくし、市場から離れている人が増加しているのは、男女共通である。しかし、「恋愛や結婚ができないと困る」人の割合は、女性の方が多い。

 なぜなら、正規雇用で働き、生活の自立がなされている人は男性の方が多いからだ。これは、女性も社会進出して正規雇用で働くという風潮が確立されたのが近年の話であり、結婚して夫の稼ぎに依存して生活することが普遍的という価値観を引きずっていることも大きく影響している。

 これらをまとめると、恋愛・結婚のボリュームゾーンである10~40代男性が、恋愛・婚活市場から離れると、多くの女性にとって「自分の恋愛、結婚相手が減る」ことにつながってしまう。

 そこで、

「世間では夫の年下婚が増えている」「女性が輝くのは30代から」「年上女性はこんな魅力がある」

「男性が若い女性ばかり求めるのは間違っている」

などの意見を闇雲に発信してもがいているのである。

 

 まとめに入ろう。

 多数の情報が散らばっている現代、何でもかんでも鵜呑みにせずに、冷静に情報を判断することは生きる上での基本だ。その上で、恋愛や結婚においては、流れとしてはシンプルなものだ。それを以下にまとめておこう。

(1)どんな相手を理想として選ぶかは、本人の自由

(2)恋愛、結婚をするもしないも本人の自由

(3)好きな相手を望んで、相手に選ばれなかったら、取る選択としては以下の三つ。

①「好きな相手に選ばれるように、魅力をみがいて努力する」

②「好きではない相手でも良しとして、そのお相手を選ぶ」

③「恋愛、結婚をしない」

 恋愛と結婚は、若い時期であれば誰でもしやすいものだ。うまくいかなければ、正しい努力をすれば、好きな人と結ばれる確率は上がる。闇雲に余計なことをするのは時間のムダである。しかしそれでも、誰でも確実に恋人ができたり結婚ができるわけではない。それでも、良い人生は送れるものだし、悲観する必要もない。

(作・イキルちえ)

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