生きる知恵

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婚活で作業着の仕事の男性をバカにする女性はクズ

 さて、みんなは作業着の恰好で働く仕事といえば、何が思い浮かぶだろうか。主に建設業、運送業、通信業、清掃業などで多く見られるが、言うまでもなくこれらの仕事は社会のインフラの根幹を支えている不可欠な仕事である。ところが今の婚活現場では、作業着の仕事をしている男性を嫌い、バカにする女性が一定数いるという実情がある。今日はそれについて記述する。

 しかしこの話は「わざわざ記事にすることか?」と思う位、結論がわかりきっていてバカバカしい話だ。したがって、結論から先に述べる。

『現代社会は高度な技術とインフラによって支えられている。そして、その社会を支えている人に感謝の気持ちを持つことは、大人として基本である』

 つまり、

『婚活という、人生の徳と人間性が試される場で、社会を支えている作業着の仕事の男性をバカにする女性はクズと言う他なく、結婚相手に選ぶべきではない』

 このような結論になる。

 まともな人ならとっくに理解していることだろう。幼児ですら、世の中を支えてくれる人に対して「ありがとう」と言うことを学んでいる子はたくさんいる。つまり、この基本的なことを理解できない人の知能は、幼児以下ということになってしまう。

 では、“なぜ作業着の仕事の男性をバカにする女性”が一定数いるのか、ということも少しだけ考察しておこう。これは簡単な話だ。

 なぜ業務中に作業着を着るかというと、その仕事は服が汚れるからだ。一般的なスーツ、制服、私服では汚れると支障をきたすため、業務中は汚れても大丈夫な作業着を着るわけだ。そして、バカにしている女性の主な意見としては、

「恰好が汚いから嫌だ」「見た目で何となく底辺の仕事というイメージがする」

などが挙げられる。

 そしてそういう物言いをする女性は、「見た目がきれいな恰好をしている仕事」「お金を稼げそうなイメージの仕事」を比較対象としている。つまり、スーツ姿の仕事、経営者、医師、弁護士等が該当するだろう。

 この思考をごく簡潔にいえば、「汚れてそうなものより、きれいで良さそうなものを選びたい」という安直な思考で婚活男性を選んでいるわけである。

 こんな状況を引き起こす原因としては、ドラマなどの外見が良いイメージの媒体の影響の受け過ぎ、幼児期からの教育の問題(感謝の気持ちが育っていない)、現実を把握する能力不足(高望み)等々、すでに各所で指摘されている。いずれにしてもこのような女性は、誰かが商品を作って配送してくれるお店で買い物をしたり、誰かが通信業として整備することで使えるスマホを使ったり、電車やバスに乗ったりする資格は一切ないだろう。

 作業着着用の仕事をしている婚活男性は日本中に山のようにいると思うが、対面した婚活女性が作業着の仕事を毛嫌いする傾向が見られたら、相当に慎重な見極めが必要だ。人に感謝する気持ちをちゃんと持っているか、表面上だけで物事を判断する部分がないか、自己中心的で差別的な思想を持っていないか、結婚生活で夫を利用して楽をしようという考えを持っていないか、お金に強欲な所がないかなど、充分にコミュニケーションを取って見極める必要がある。

 その見極めの過程で、共に信頼関係を築いて良い結婚生活ができる手応えを感じられれば良いが、作業着の仕事の男性をバカにする思想が決定的なら、その女性はクズであり、結婚相手としては選ぶべきではない。

 

 最後に、YouTubeのとある動画で、こういった問題についてカナダ人の心理学者が語った言葉を取り上げているのだが、以下のような非常に素晴らしい内容なので紹介しておく。

『男が有害だと批判する人がいるが、男なしの社会で何ができる?街を見渡せばあちこちに高層ビルが建っている。並大抵の仕事じゃない。彼らは地下に潜り、下水を整備して、吹雪や雨の中も高圧電線に上がる。このとてつもないインフラを維持できているのは彼らが命がけで働いているからだ。それにも関わらず、それに対する感謝が欠けている。度々壊れるインフラが動き続けるようにしてくれているのに、そんな事を理解すらできない。感謝するのが当然だろう。それぞれに役割があるのにまったく理解できていない。男を批判する事ばかりしている。』

 興味のある方は是非視聴してみてほしい。6:38からこの心理学者の言葉が紹介されている。

https://www.youtube.com/watch?v=fEa01vOd6-A

(作・イキルちえ)

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