生きる知恵

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幼少期の読書習慣は最高の教育

 さて、みんなは子どもの頃にどんな教育を受けてきただろうか。そして、読書の習慣があるだろうか。本題に入る前に、オレが5歳頃のエピソードを紹介したい。ある日、今は亡き祖母が家に遊びに来てくれて、あるプレゼントを持ってきてくれた。

「面白いものがたくさんあるから全部あげる」

 それは、ダンボール一杯に詰め込まれた絵本だった。茶色の古びた何の変哲もないこのダンボールは、知見と知恵が凝縮された宝石箱であった。

 その後オレはたくさん本を読むようになり、大人になってから見識を深める貴重な礎になった。もちろん当時、スマホもインターネットも無い時代である。

 

 子どもの教育において大切なことはいくつかあるが、その中の一つに「自分から必要な知識を取り入れ、それを言語化、行動化していく」習慣を身に付けることが大切になる。その積み重ねが、学力、労働力、生活力、人間関係を育む力、それらに繋がっていく。

 現代は、得られる知識の情報源は非常に多い。レストランのビュッフェのように選び放題である。ただし、母数が増えた分、本当に役に立って生きる知恵になる情報にたどり着く可能性も低くなっている。

 オレは、ネットやSNSの情報も上手に使えば有益であると考えている。この時代に、それを全てダメと言うのも無理な話だし、要は賢く真の情報を見抜けるかどうかである。

 ただし、本と、それ以外の媒体のわかりやすい違いを挙げるなら、簡単に言えば“お金がかかっているかどうか“である。本は、基本的に著名な人物が、事実の記述と内容の精査をして執筆しているため、世の読者からお金を得て発表できる形で完成していないと世に出回ることはない。(自費出版などは別だが)無料で様々な人が手軽に作れてしまう他の媒体とはそこが決定的に違う。

 現代は、子育ては難しい環境である。しかし、幸せに生きる道筋の選択肢、知恵を得られる材料は昔よりも多くなっているので、最良の選択をしていけば子どもは不幸になることはない。その最良の選択(教育)の一つが、読書習慣だ。

(作・イキルちえ)

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