生きる知恵

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幼少期の読書習慣は最高の教育

 さて、みんなは子どもの頃にどんな教育を受けてきただろうか。そして、読書の習慣があるだろうか。今日の記事は、教育や子育てにおいてごく基本的な内容である。「読書は子どもの教育で大切」ということは広く知れ渡っていることではあるが、そのことを「読書経験が、大人になってからどう役に立つのか」ということをわかりやすく解説する。よかったら気軽に読んでくれ。

 

 本題に入る前に、作者のオレが5歳頃のエピソードを紹介させていただきたい。ある日、今は亡き祖母が家に遊びに来てくれて、あるプレゼントを持ってきてくれた。

「面白いものがたくさんあるから全部あげる」

 それは、ダンボール一杯に詰め込まれた本だったのだ。中身は、絵本、児童書、やや大人向けの本まで幅広く、およそ100冊以上あった。茶色の古びた何の変哲もないこのダンボールの中身は、まさに知見と知恵が凝縮された宝石箱であった。中身の作品であるが、「ぐりとぐら」「こまったさん」「エルマーの冒険」「大きな木」といった定番の絵本の他、岩波書店などの新書の児童書もかなりの数があった。

 この100冊以上の本をオレは全て食い入るように読み、その後図書館にも頻繁に足を運ぶようになった。大人向けの専門書の棚へもフラフラと出没し、本を手に取り、何が書いてあるのかさっぱりわからなかったが、「何だかすごい世界が他にもたくさんあるんだな」という雰囲気を感じたこともよく覚えている。

 この経験は、オレが“学習の基礎は読書にあり”ということを体得し、文章を書くことも好きになり、大人になってからいくつかの分野の専門知識を身に付ける大切なきっかけになったと感じている。当時はスマホもインターネットも無い時代だった。もしスマホやネットに時間を割いて読書の機会が著しく少なかったら、それは後に大きく響く損失だったであろう。

 

 ここからは、「子どもの教育において、大人になってから役立つために何が大切か」を基準に考えてみよう。

 重要なものとして一つ、『自分から必要な知識を取り入れ、それを言語化、行動化していく習慣』を挙げておこう。大人になれば、人間は「何を学び、何をしたらよいのか」自分で責任を持って考えて行動していくことになるわけだが、子どものうちはそれはあまり必要ではない。大人が準備をしてくれるからだ。

 読書は、まずは“自分の興味”を元に、何を読みたいかを自分で探索し、自分で本を手に取って探索を始める。読み終わった後には、得たものが体の中に感覚として残っているので、それは必ず日々の生活と相互作用していく。その積み重ねが、学力、労働力、生活力、人間関係を育む力、それらに繋がっていく。

 現代はインターネットが発達しているので、得られる知識の情報源は非常に多い。レストランのビュッフェのように選び放題である。ただし、母数が増えた分、本当に役に立って生きる知恵になる情報にたどり着く可能性も低くなっている。

 本と、それ以外の媒体のわかりやすい違いを挙げるなら、簡単に言えば“お金がかかっているかどうか“である。本は、基本的に著名な人物が、事実の記述と内容の精査をして執筆しているため、世の読者からお金を得て発表できる形で完成していないと世に出回ることはない。(自費出版などは別だが)無料で様々な人が手軽に作れてしまう他の媒体とはそこが決定的に違うことは知っておきたい。

 

 現代は、子育てが難しい環境と言われる。これはもう、多くの人が感じていることだろう。しかし、幸せに生きる道筋の選択肢や知恵を得られる材料は、昔よりも多くなっているという見方もできるだろう。子育てや教育を行う者が、よく社会を見渡し、最良の選択をすることがまずは大切になるだろう。

(作・イキルちえ)

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<この記事は、2025年11月22日に加筆修正しています>