さて、みんなは失恋した時にどんな方法で立ち直ってきただろうか。今日は、異性に振られた時にどのような心のはたらきがあるかを知った上で、振られた後も良い恋愛ができて良い生活ができる指針になるようまとめている。こういう感覚は個人差がかなりあるものだが、“心のはたらき”を専門的な視点からも取り入れて、わかりやすく理解できるようまとめた次第なので、少しでも読者のみんなの参考になれば嬉しく思う。
異性から振られる、失恋するという経験は、子どもの頃からほとんどの人が経験するだろう。そもそも一人の特定の異性と、ある程度同じ感情を共有して結ばれるということ自体奇跡的なものなので、別人同士が同じ感情を共有できない方がある意味自然だからだ。
まず一般的には、失恋した時には以下のような状態になることが起こるとされる。
①自己肯定感が下がる
②自分に自信がなくなる
③恋愛自体に意欲や興味がなくなる
④場合によっては、振った異性に対して怒りが沸く
こういう状態になるのはとても自然なことであり、大抵は時間が経てば気持ちは落ち着き、立ち直ることができる。なぜなら「悲しみ」「怒り」といった感情は、持続性が低い感情であり、同じ高ぶりのまま続くことはそれほどないからだ。
(ただし、あまりにも長時間続いたり、振った相手に対して一定以上の怒りを持つ場合は注意が必要である。場合によってはカウンセリングや心療内科を頼ることが必要な場合もあることは留意しておく)
失恋した状態に対して、「次の恋愛の時にどうしたらうまくいくか」という視点も含めて、一般的には以下のような助言がされることが多い。
①「遊んで酒飲めばすぐ忘れるよ。パーッと気晴らししよう」
②「そんな振った奴気にするなよ。切り替えて次いこう」
③「もっと男(女)の特徴を学べば次はうまくいくよ」
④「外見と会話力磨いて、次の出会いの時に生かそう」
⑤「振られたからって君の価値が下がるわけじゃないよ。君の価値は充分あるよ」
これらの言葉を聞いたことがある人はたくさんいるだろう。もちろん、これらはそれぞれに有効なポジティブ要素として確かなものだ。
しかし、異性を好きになることは、大抵予想もつかない時に突発的に訪れる。つまり失恋とは、大きな枠で考えれば、何歳になってもいつでも急に起こり得るものなのだ。だからこそ、もう少し深いところまで“心のはたらき”を知っておくことで、同じような失敗を繰り返す確率は減らすことができる。
人間が異性に求める根源的な感情としては、「共感」「共有」の二つになる。(感情そのものではないが、感情の交流という視点でいえば、性行為もこれと同義に含めてもよいだろう)
人と「共感」「共有」するためには、生活の一部を、好きになった異性と部分的に合わせることができなければ実現しない。具体的には、「お互いにお互いを好きという感情を持っている」「お互いの時間を揃えて、デートという時間を共有する」「悩み事を聞き合うなど、お互いが持っている感情をやり取りする」などだ。
それではこれを踏まえて、普段人間はどのように生きているかを再確認してみよう。これは決して難しい話ではない。
人はみんな、『自分のことは自分にしかわからない』ことが前提で、『自分だけの世界観を持ち』『自分の力で積み上げてきた能力を元に社会で生きている』のである。
すると、振られたという事実を突き付けられると、その振った相手は、自分とは全く関係ない所でその後の日々も変わらず、『自分のことは自分にしかわからない』ことが前提で、『自分だけの世界観を持ち』『自分の力で積み上げてきた能力を元に社会で生きている』生活を続けている。
本来この人と一緒にデートなどをして様々なことを共有したかったのに、よく考えればこれは大きな寂しさを感じてしまうものだろう。
失恋とは客観的に見れば、これが起こっている現象に過ぎない。つまり、好きになったその人に自分は何の影響も与えることができず、その人は自分とは関係ない所で変わらず人生を歩み続けるということになる。根源的な感情である「共感」「共有」が実現できないということは、このような現象と心のはたらきが起こっているのである。
しかし、全くの赤の他人同士が、感情を「共感」「共有」するというのは、決して簡単な話ではない。失恋したからといって、決して必要以上に自分を責める必要はないということは強く念押ししておきたい。
まとめに向けて、あと二点、大切なことを付け加えておこう。
一つには、恋愛という場面に限定すれば、以下のような柔軟な考え方をできる人は、恋人もできやすいし、結果的に豊富な経験と人徳を身に付けることができるという考え方だ。
「この人のことはまだそれほどわからないけど、付き合ってみなければわからないし、行動してみよう」
男女限らず、このように、ある意味気軽に恋愛や交際ができる人は一定数いるものだ。元々の性格なども関連はするが、“心のはたらき”という点は、こういう人も、そうでない人も共通である。こういう前向きな行動をできる人は、恋愛以外の人生全般において学ぶべき所が多い傾向がある。これは頭に入れておきたい。
もう一点。
異性に振られた際、振った当事者以外に、もう一人別人物が関わっているケースがよくある。
例としては、「他に好きな人ができたから付き合えない」「元カレ(元カノ)とよりを戻したいから」「(婚活の場合)〇〇さんの方が惹かれたのでその方との真剣交際に進みたい」などの場合である。
こういった場合は、他者と比較対象にされたという事実を突き付けられるので、かなり落ち込むことも致し方ない。このような場合はどうしたらよいか。
基本はこれまで説明してきたことと同じなのだが、これに加えて知っておきたいのは、人間はそもそも、常に周囲の何かしらと競争しているということだ。学校の成績、学力、遊びの能力、仕事のあらゆる場面・・・。あるいは、人気のケーキ屋に行って、売り切れる前に他の客より先にケーキを買うために急いだり、電車に乗る時に他の乗客より先に席に座るために並んだり。
そして、こういう競争全てに勝つ人など、世界中どこにも存在しない。何度も負けたり、自分の思い通りにいかないことが何十回も続くことなど、どこでも当たり前のように起こることだ。
失恋したり、怒りを感じたりするのはつらいことだが、もう少し広く、自分の心のはたらきや周囲の景色に目を向ければ、必ず新しい景色にたどり着くはずである。
(作・イキルちえ)
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