生きる知恵

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異性との初対面時に頭に入れておきたいこと(恋愛・婚活における出会い)

 さて、みんなは初対面の人と会う時は緊張するだろうか。今日の記事は、異性との初対面で現代の特徴が人の心理に与える影響を分析したものである。なお対象としては、恋愛と婚活における異性との出会い(知人の紹介、マッチングアプリ、結婚相談所、お見合い、合コン、婚活パーティー等)に特化している。仕事、学校、趣味の交流や公共窓口等で異性と会ったり話したりという一般的な場面は該当しない内容であることを前置きしておく。

 

 恋愛や婚活をしていて、実際にお相手と会ってみたけど、理想通りの相手ではなかったというのは、多くの人が経験することだろう。これは当然のことであり、人それぞれ異なる経験値と価値観を持っており、相性もあるので、そう簡単に理想通りの相手と巡り会えるものではない。

 そこで、高度な社会に発達した現代を生きている上で、頭に入れておきたいことがある。手始めに、以下に二つの工程例を記載する。

その(1)

①何かをしたい→②どこかに行く→③あらかじめ要望を満たす準備をしてくれている→④完了

その(2)

①何かをしたい→②どこかに行く→③何も準備をしていない真っ新な状態→④自分達で作る→⑤完了

 

 さて、このその(1)とその(2)の違いが、読者のみんなにはわかるだろうか。

 その(1)は、現代のありとあらゆる生活場面にて用意されている当たり前過ぎる光景である。しかし、恋愛や婚活では、この工程は当てはまらない。その(2)は、恋愛と婚活を始め、初対面から始まるほぼ全ての人間関係の基本の流れである。

 その(1)の例としては非常に多数あり、以下はよくあるものだ。

 ①お腹がすいた→②飲食店に行く→③あらゆる料理がすぐ出てくるよう準備されている→④注文して食べて完了

 ①車の調子がおかしいので何とかしたい→②カーショップに行く→③車をすぐ修理できるよう整備士が準備してくれている→④車を直してもらって完了

 これらの出来事は生活に当たり前のように溶け込んでおり、オレ達現代人はこの一連の行動に疑問を持つこともほとんどないだろう。

 しかし、恋愛や婚活は、その(1)の工程とは別物であり、これを勘違いしている人が非常に多い。飲食店やカーショップのように、あらかじめ自分の要望を満たす異性が準備をしてくれているわけではなく、お互い何も知らない人同士が『何も準備をしていない真っ新な状態』で出てくるのが、男女の出会いの第一歩なのだ。そこから二人で関係性を作り上げ、完了を目指していくのが、恋愛や婚活の工程ということだ。

 

 ここでちょっと補足をしておこう。結婚相談所が、どういう工程に当てはまるのかということだ。上記例になぞらえて以下に記述する。

①結婚したい→②結婚相談所に行く→③出会う異性の想定される要望(良い外見、高年収、好まれる立ち振る舞い等)を、過去のデータを元に計算し、訪れた会員に「想定される要望通りに振る舞うこと」を指導した上で、異性と会う場を提供する。→④完了

 これが、結婚相談所が行っている工程内容である。実際に相談所を利用した経験のある方なら、この感覚はよくわかるだろう。

 つまり、挨拶はきちんとして、笑顔で会話を弾ませ、男性の場合は食事代をご馳走したりすることが、多くの異性が持っている要望であることという事前データと社会的価値がある上で、その“その想定された要望通りに”振る舞うよう会員に指導するわけである。

 そして、「この人だと、年収も少ないし外見もそれほど良くないし、お相手の要望を満たすことは難しそうだな」と感じる場合は、そのようなお相手を紹介されることは基本的にない。(自分でお相手を探してアプローチする場合を除く)

 つまり結婚相談所は、飲食店のようにあらゆる料理がすぐ出てくるよう準備されているのではなく、少しでも成婚率を上げるために、お相手の要望を事前想定して準備するサポートを行い、出会う場を提供しているというのが本質になる。飲食店のように、自分の都合の良いように全て準備されているわけではない。

 

 異性と会う時、無意識に誰でも「あらかじめ持っている要望」がある。かわいいワンピースを着て来てほしい、笑顔で手をつないで歩いてほしい、おしゃれなレストランに連れて行ってほしい、悩み事を聞いてほしい等、持っている気持ちは人それぞれだ。

 しかし現代人は、それらの要望をあらかじめ汲み取って実現してくれることに慣れ過ぎている。恋愛、婚活に限らず、初対面からの人間関係は、真っ新な状態からのスタートである。お互いに、お互いを知るために数を重ねて努力することは、お互いに必要なことである。

(作・イキルちえ)

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