生きる知恵

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人への恨み・憎しみ・復讐したい気持ちとの向き合い方を考える

 さて、みんなは今誰かを恨んでいたり、復讐したい気持ちがあるだろうか。

 今日の記事は、かなり重いテーマを扱う。そして、「こうしたら恨みなどの気持ちがなくなって解決しますよ」と明言するものではなく、「実情はこうだが、自分なりの向き合い方を考えてみよう」と提言する内容になっていることを最初にお断りしておく。

 人への恨みや憎しみや復讐したい気持ちを、魔法のように消え去る方法があったら、どんなに素晴らしいものだろうか!と思うこともあるかもしれないが、豊かな心とドス黒い感情を持つ人間が、その境地に至るのは恐らく無理であろう。

 

 最初に、X(旧ツイッター)のとあるポストを紹介する。これはかなり反響を呼んでおり、共感のリプライも多いが、反論のリプライもそれなりにある。そして、SNSでよくあるくだらない論争ではなく、かなり深い人間の感情を読み取ることができるポストである。

 

<参照元:https://x.com/asd_chicken1/status/1946154433664237830>

 

・復讐は何も生まない

・罪を憎んで人を憎まず

    ↑

これ周りの人に大事にされた恵まれた人が言う言葉。

 

 こういった話題は、かなり心に負担を伴い、口にすることを避けたい人も数多くいると思う。そして作者のオレ自身は、「こうしたら解決するよ」と安易に口にすることは、逆に無責任であり、相手の心の負担を逆に増やしてしまうリスクがあると考えている。

 そこで以下からは、“人として生きていると何が起こるか”という現実を、端的にまとめていく。

 

(1)人を恨み、恨まれること。人を憎み、憎まれること。復讐したい気持ちを抱くことは、誰にでもある。これに対処しようとすると、とてつもない時間を浪費する。いつ解決するかどうかも終わりが見えない。

(2)時間は、人間にとって最大の財産である。時間は、人間ができる限りのこと全てを実現する可能性がある。

(3)恨み・憎しみ・復讐したい気持ちを解決しようとする時、おおまかには、「その気持ちを終わらせる」ことをゴール設定とする場合が多い。

(4)恨み・憎しみ・復讐したい気持ちを終わらせることをゴールとした場合、ゴールに至るまでに“やり過ごす”手段が必要となる。そのやり過ごす手段に深く依存し、別の大きな問題を発生させる可能性がある。

(依存対象の具体例:酒、薬物、タバコ、インターネット、SNS、ゲーム、異性などの人、セックス、その他)

(5)他人が「恨み・憎しみ・復讐したい気持ちを終わらせること」に成功した方法を知ることは、参考になる場合もあるが、参考にならず、よけいに混乱をもたらす可能性もある。なぜなら、自分は他人とは違う存在であり、同じ方法が成功するとは限らない。

(6)人間の感情は自分でコントロールするのは難しく、時間の経過と共に、自分が予期できない方向へいくらでも変化する。つまり、自分でもよくわからないうちに、良いものが悪くなったり、悪いものが良くなったりする。

 

 以上である。

(作・イキルちえ)

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<参考文献>

片田珠美著『他人を攻撃せずにはいられない人』(PHP新書)

キャリー・フィッシャー著『崖っぷちからのはがき』(彩古書房)

大嶋栄子著『生き延びるためのアディクション』(金剛出版)