生きる知恵

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結婚相談所の成婚率が低い理由の一つ(情報を見抜く力を身に付けよう)

 さて、みんなは世間の求人情報などはよくご覧になるだろうか。今日は、世の中にある情報を、裏側の事情も踏まえていかに的確に見抜くかという技術の一例を紹介する記事である。取り上げる題材としては「結婚相談所」「婚活」になっているが、情報を見抜くという意味では、他の分野においても共通する大切なことである。現代はネット上をはじめとして山のように情報があるので、このスキルは非常に大切だ。是非みんなの生活に役立ててもらえればと思う。

 

 今婚活をしている人の中では、結婚相談所の入会を考えている人も多いことだろう。その際、まずは「結婚相談所」のキーワードに加えて、「おすすめ」「比較」「料金」「評判」などのキーワードで検索をかけて探す人が多いと思う。しかし、これだけではわからないことがたくさんある。

 そこで、もっと他の側面から情報を得ることを覚えておきたい。具体的には、『求人側』『運営側』の情報を見ることである。例えば結婚相談所が運営スタッフを募集していて、その求人情報を見れば、どのような人材を求めていてどのようなスキルを持つ人が結婚相談所にいるのかを知ることができる。運営者のブログなどを見れば、運営に際してどのような苦労があるのかも知ることができる。

 さらに深掘りしていく。

 世間の多数の結婚相談所では、それぞれ独自に成婚率の数字を公表しているが、これらのほとんどは“数字遊びとまやかし”であることは広く知られている。成婚率50%~80%あたりを謳っている所が多いが、実際にはほとんどの結婚相談所が10%にも満たない。

 これは一体なぜなのか。こういった謎に対しても、幅広く適切に情報を見ていくとわかってくることがある。以下はその参考画像である。

 この画像から、読者のみんなは何を読み取れるだろうか?画像内に描かれている言葉を一つ一つ丁寧に読み取ってほしい。

 基本として、仕事で大きな成果を挙げることは簡単にできることではない。責任を伴い、数多くの準備と高い能力を必要とされる。つまり、〔一人でできて、未経験でもできて、片手間の副業でもできて、PC以外の準備もほとんど必要ない〕と書かれている事実は、結婚相談所の質の問題と大きく関係があることがわかる。このような、極めて簡単な準備で仕事に挑む人が増えれば、質は低下し、成婚率は低くなるのは至極当然だといえる。

 別の例でいえば、例えば保育園のスタッフ(保育士)を、有資格者の経験豊富な保育士を集めれば、質の高い保育が可能になる。しかし、無資格者や経験の少ない保育士ばかりで構成すれば、保育の質は下がるのと同じである。

 

 続いて、比較例として別の例を挙げよう。保育園を開業するのが、いかに数多くの準備が必要で大変なものであるかを紹介する。

<参照元:保育園の開業に必要な準備まとめ!資格や費用、年収、リスクまで徹底解説(フランチャイズ比較.net)>

 保育園を開業するにあたっては、ざっくり挙げるだけで以下のような準備が必要になる。

・初期費用(およそ590万円)

・自治体への申請

・場所の確保

・園舎の建築発注

・補助金の申請

・運営マニュアル作成

・職員の確保

・園児の募集

 上記に挙げた結婚相談所と比べると、要する準備量は、もう全く比較にならない。しかも、これは保育園だけが特殊に大変なのではなく、どんな業態の開業でも、ある程度これ位の準備は必要とされる。

 結婚相談所と保育園は、一見全く異なる分野のようにも思えるが、“家庭”“子育て”“ウェルビーイング(身体的・精神的及び社会的に良好な状態)”“少子化・人材確保”という視点で見れば、どちらも同じ土俵で同じだけ重要なものである。しかし、「求人側」「運営側」の側面から見ると、これほどの大差があるという事実は、婚活をする人、結婚相談所を利用する人は知っておくべき事柄であろう。

 

 最後に関連するおまけを付け加えてまとめよう。(ただしこのおまけは、ほぼ完全に男性向けのものであることは念押ししておく)

 世の中のマッチングアプリ、あるいは性風俗店などを利用している男性の中には、不快な思いをしたりトラブルに遭ったりしたことのある人も多くいるだろう。そこで、マッチングアプリや性風俗店を利用する際、「女性向けのアプリ入会案内ページ」「風俗に従事する女性向け求人ページ」を必ず目を通すことをお勧めする。表面の情報だけではわからないことが必ずわかる。

(作・イキルちえ)

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