生きる知恵

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若い女性に広まりつつある根深い問題と対策(自信喪失と自意識過剰の危うい天秤。教育、人権、性の深い話)

 さて、みんなは自分に自信を持って生きているだろうか。生きていく上で、それなりの自信というものは大きな武器になる。しかし、“自信”と“慢心”は紙一重だ。

 まず、現代の若者が生きている状況について少し整理しよう。

 現代は、少子高齢化や経済不況の影響もあり、将来に希望が持ちにくい社会状況となっている。このような環境下だと、人間(特に若い世代)は自信を持ちにくいものだ。実際、日本では多くの若者が自信を持てず将来への希望も少ないことが統計上明らかになっている。以下リンクはその情報だ。

 

<参照元:18歳意識調査「第46回–国や社会に対する意識(6カ国調査)–」報告書(日本財団)>

<参照元:夢もない、個性もない、他人から必要とされていない―18歳意識調査 : 自己肯定感の低い日本の若者(nippon.com)>

 

 しかし、こういう世の中であるにもかかわらず、一部ではこれに反するような状況も起こっている。

「わたしは価値がある人間なんだ」

「わたしは人と話すだけでお金をもらえるんだ」

「わたしの体はタダじゃない。お金をもらえるだけの価値があるんだ」

 こういったセリフを聞いたことはないだろうか。若い世代の一部で、このような価値観と考え方が増加し続けている。なお、これは女性特有の現象で、男性にはほとんど見られない。例えばX(旧ツイッター)では、以下のようなポストは頻繁に行われている。

 

p活高すぎって言う人いるけど、いい歳したおぢが20~30代の女の子と同じ空間にいれるだけで夢の話でしょ。むしろ安いですよ

<参照元:https://x.com/gg_dayo12/status/1875908140686078215>

 

 『バカじゃないのか?』

 まともな感性をして生きている人から見たら、大半の人はこのような感想を抱くであろう。このようなものは、「自意識過剰」「過剰な自己愛」などとも表現できる。

 人権の根源的な価値観で見れば、人の命は誰でも等しく尊いものだ。そして、“価値”を、「他者からの評価」「社会的価値」という尺度で考えるなら、それは本人が努力して少しずつ身に付いていくものだ。

 ところが一部の若い世代の女性の間で蔓延しているそれは、地に足を付けた思考ではなく、『無条件に自分は価値があるんだ、あるはずなんだ』という“根拠のない自信”のような質であることがわかる。

 これは、恋愛感情を悪用したロマンス詐欺やパパ活(売春)などに限った話ではない。まだ少数ではあるものの、少しずつ、少しずつ・・・海水が大陸を侵食するかのごとく、一般的な若い女性の普遍的な感覚として広まりつつあるのだ。例えば婚活現場では、高望みをして横暴な態度を取る女性利用者が多数いるのは周知の事実であるし、一般社会の労働の場においても、自分のプライベートを優先して仕事を放りだすような常識外の言動をするような例も増えてきている。

 若い女性に、なぜこのような価値観が身に付いてしまうのか。理由としては、以下のようなものが挙げられる。

①褒められることが当たり前という環境で育ってきている影響

②過剰な自己愛が形成されてしまう現代社会の特徴

③他者との深い関わり、心の交流の少なさ(希薄な人間関係)

④若い女性を過剰に持ち上げる社会と大人の悪影響

 

 ---“根拠のない自信”で、「自分は他人よりも無条件に価値がある」と思い込む---

 こんな物事の考え方をする人と、読者のみんなは実際に会ったことがあるだろうか?おそらく、それなりに多くの人が「そういえばこんな人いる」という経験があるはずだ。そして、そういう人はこれからもじわじわ増えてくることが容易に予測できる。

 根拠のない自信で、「自分は他人よりも無条件に価値がある」と思い込むという思考は、はっきりいえば、本人にも周囲にも損害しかもたらさない。特に、恋愛、結婚、労働の分野で。

 なぜか。相手とコミュニケーションを図って仲を深める(恋愛、結婚)、努力してスキルを身に付けて社会に貢献する(労働)という、人間のライフワークの根幹からかけ離れているからだ。

 さらに、重要なことを補足する。

 根拠のない自信、慢心が暴走する背後の心理としては、『本当は自分に自信がない』『傷つくのを過剰に恐れている』『お前は無価値だと判断されることを恐れている』といったものがある。

 

 日本社会は、確かに、とても便利で快適に暮らしていけるようになった。しかし、それらと引き換えに、様々な弊害も次々に明るみになっている。今日取りあげた内容もそのうちの一つだ。

 それでは、若い世代の女性の『根拠のない自信で、「自分は他人よりも無条件に価値がある」』という思考を生み出す現況に対し、今後社会や周囲の人はどうしていけばよいだろうか?

 一言でいえば“基本に立ち返る”ことだ。これは、教育の分野が大きく関わるものだが、そうでない一般の人の意識も大切になってくる。以下に、基本に立ち返る内容をまとめてこの記事をまとめよう。

・良いことをしたら「褒める」、悪いことをしたら「叱る」

・性はお金に換えるものではない。好きな異性と結ばれることを大切にする基本に立ち返る。

・人権教育の基本に立ち返る。

《男性も女性も同じように大切、私もあなたも大切という考え方、差別禁止》

(作・イキルちえ)

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