さて、みんなは自分が安心して過ごせる居場所を持っているだろうか。今日は幅広い社会問題が関わる内容ではあるが、普段生きていて「安心できる居場所がほしい」「孤独だ」などのように感じることがあったら、是非目を通してほしい。居場所を求めて行動する際には、知っておきたいことが多数あるからだ。
現代は人間関係が希薄になり、独居世帯(独身)も増加傾向にある。社会は便利にはなったが、孤独感を招きやすい環境であることは多数指摘されており、“安心して過ごせる居場所がない”という点が課題になっていることは、読者のみんなもニュースなどで目にすることがあるだろう。
特に居場所作りが課題とされる層としては、「子ども・若者」「高齢者」「障害者」「経済的困窮者・貧困層」「ひきこもり・不登校児」「専業主婦・主夫」「LGBTQ」「移民・外国人労働者」などが挙げられる。
例としては、みんなは「スナック」がどういう場所で、どういう人達が集まっているかをご存じだろうか。スナックとは、ママ(スナック経営者の女性)との会話を楽しみながら飲食や飲酒ができるお店のことであるが、ここの実情としては、独身の高齢男性の溜まり場となっていることが非常に多い。さらには、特に具合が悪いわけでもないのに、高齢者が病院に集まって知り合い同士で会って話すことが頻発しており、医療費の増加や本当に治療が必要な人が長時間待たされるという問題も起こっている。
高齢者以外の別例では、繁華街の一定の場所に様々な事情を抱える若者が集まり、「トー横キッズ」などと呼ばれることも挙げられる。このケースは、犯罪に巻き込まれるようなトラブルも多数起こっている。
こういった場所に自然と集まってしまう現象は、「何となく行き場がなくてここに来ちゃった」と流されるような行動が特に多く見られるものだ。
ここからは、人間誰にでも起こり得る出来事を、順番に整理しながら知っていこう。
(1)人間はいつも平和な生活が送れるわけではなく、困難な状況に置かれてしまうこともある。
(2)困難かつ特殊な環境下に置かれた時、誰でも“ストレス”を感じる。そのストレスが、「安心できる居場所がほしい」「孤独」という気持ちを揺り起こす原因となる。
(3)こういう時に、人間は無自覚にフラフラと吸い寄せられるように、一定の場所に集まることがある。そこで、どんな場所に自然に集まる傾向があるかというと、『何となく、自分の欲求を満たしてくれそうな場所』である。
(4)この際、主に湧き上がる欲求として「人と話したい」「居心地が良い場所がほしい」の二点になる。
記事前半で、居場所作りが課題とされる層として「子ども・若者」「高齢者」「障害者」「経済的困窮者・貧困層」「ひきこもり・不登校児」「専業主婦・主夫」「LGBTQ」「移民・外国人労働者」の8つを挙げた。これらは国を挙げてここ何年も取り組みを続けているのだが、なかなか解決には至っていない実情もある。(分野によっては、民間の誠意に丸投げという嘆かわしい現状もある)
つまり、もし読者のあなたが、何らかの困難な状況に置かれ、「安心できる居場所がほしい」「孤独」という気持ちがあるのなら、国や行政の手助けを受けることも非常に大切なのだが、まずは『事前の知恵、自己防衛』は絶対に忘れてはならない。国や行政に対して、「こういう層の人達が本当に困っていて、居場所作りの手助けをしてほしい」とはたらきかけることも必要だ。
それでは、こういう場合、知っておきたい『事前の知恵、自己防衛』に関することを記述していく。大きく分けて三つだ。
①自分が無自覚にどういう行動をしてしまうかを、自分で知っておく
これは前述した内容そのものである。人間は誰でも特殊な環境下に置かれる可能性があり、そうするとストレスを感じる。ストレスを感じると、「安心できる居場所がほしい」「孤独」という気持ちが起こる。そこで、自分がどういう行動を起こしやすいのか、という所に注意を向けることが大切になる。ネット上に居場所を求める人も多くいると思うが、そうでない場合もある。そして、それらの行動をしている時は大抵、自分で自覚を持つのが難しい。まずは、自分自身の行動特性を知っておくことが最初のカギになる。
②公的な支援と、民間の支援の違いを知っておく
これは詳しく書くと非常に長くなるので、ここでは簡潔にポイントと傾向のみ記載する。
特殊な環境下や困難な状況に陥った時、様々な支援制度や相談場所がある。このおおまかな特徴としては以下になる。
※公的な支援の特徴(行政、役所、市区町村や国が認定して支援を行っている場所など)
民間よりも、堅実で確実性が高い場合が多い。その反面、思ったような支援がないこともある。信頼性は民間よりも高い。実際に相談員などに相談した際、民間よりも事務的で寄り添ってくれない傾向がある。(人による)
※民間の支援の特徴(例:株式会社が運営していたり、市民団体などがお金を出し合って運営している支援、場所)
公的機関よりも、堅実さや確実性が保障されにくい。(場所による)その反面、公的機関以上に優れたサポートをしてくれる場合もある。信頼性は公的機関よりも保障が難しく、見極めが必要。実際に相談員などに相談した際、公的機関よりも親身に寄り添ってくれる場合が多い。(人による)
③場所の見極めのポイント
・目的に沿った活動をしているか
・そこは安全な場所か
・違法性はないか
・代表者に真摯な姿勢と理念があるか
ここで挙げた①~③の三項目は、非常に重要だ。読者のみんなには是非覚えておいていただきたい。
これを踏まえて、一例を挙げておこう。困難な状態で居場所がほしい若者が、トー横キッズとして繁華街に集まる事例を、記事冒頭で挙げた。上記①~③の内容を踏まえれば、居場所が欲しくてトー横の繁華街(東京都新宿区)に集まるという選択は、間違っていることになる。なぜならその繁華街は、居場所がない若者を適切に支援する具体的なモノは存在せず、安全ではないし、違法薬物や売春などの違法な行動に流される危険性もあるからだ。正解に近い例としては、「学校の先生などの信頼できる大人に相談する」「児童相談所に行く」「市役所の相談窓口に行く」「警察に行く」などが候補になる。
以上である。今日の内容は頭の片隅でも置いておけば、ここぞという時に役立つと思う。読者のみんなの力になれれば嬉しく思う。
(作・イキルちえ)
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