生きる知恵

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幸せを感じて精神的に健康なオナニー「自慰行為・マスターベーション」の方法(女性のオナニーの頻度に関するデータ付き)

 さて、みんなはオナニー(自慰行為・マスターベーション)の重要性をどの程度理解しているだろうか。今日は、幸福感や精神的充足に繋がるオナニーの方法を紹介する内容である。記事終盤には、あまり知られることのない女性のオナニーに関する内容も記載している。今日の記事は性に関する内容で、人間が生きる上で大切なことを記しているので、よかったら最後まで読んでくれ。

 自慰行為は通常、表立って話題にする内容ではないイメージがあるものだが、人間が健康に生きる上では重要な役割を果たしている。性行為による快感はパートナーがいて二人で行うことで得られるものであるが、誰でもそういうパートナーがいるわけではないし、自分が快感を得たい時にパートナーが身近にいない場合もある。そういう際に心身のバランスを整えるために、自分一人で行うことが可能な自慰行為という手段がある。

 自慰行為による様々なメリットは科学的に立証されており、「ストレス軽減」「免疫機能の改善」「スムーズな入眠効果」「痛みを和らげる効果」などの他、セックスや恋愛を充実させる効果もある。

 そこで、どんな方法で自慰行為を行うかだが、ポルノ映像(アダルトビデオ、動画等)を視聴し過ぎること、それらを使って過剰に自慰行為をすることは有害性が多数あることも知られている。これについて少しだけ触れておこう。

 ポルノ映像とは、視覚的に強い性的刺激を脳に送り込むものである。これはいわばどういう状態かというと、例えるなら「ジェットコースターに乗せられて、自分は固定ベルトで動くことができずに、自分の意志とは関係なくオーガズムに強制的に達する」というものだ。これは、自ら能動的に生み出される幸福感とは全くの別のベクトルで感じる性的興奮である。さらに、パートナーと二人で行うセックスの本質である“お互いのコミュニケーションで心地良い感覚を生み出す”という形からもかけ離れている。だから、アダルトビデオや動画に頼り過ぎるのは望ましくないのである。そのため、そういった手段を使わずに健康的に自慰行為を行う方法を知っておきたい所だ。

 次に、心理学的な観点からポイントを挙げておく。

 人間の気持ち、心理状態というものは必ず波があり、良いことがあれば高揚するし、悪いことがあれば落ち込む。これが本来の姿だ。そんな中、自分の気持ちを安定させ、バランスを取る手段を知っておくことが大切なのだ。美味しいものを食べたり、運動をしたり、自分の趣味の時間を持ったりと、みんなそれぞれに普段からやっていることであり、自慰行為もそのうちの一つだということだ。そういうバランスを取る時間と共に、生きる上での幸福感も高まっていく。

 幸福感を高める上でその材料となるのが、『楽しかったという経験』である。幼い頃から大人になるまで生きる時間を積み重ね、その過程で楽しかった経験を積み木のように積み重ねていくことが人生そのものであり、自慰行為でも重要な役割を果たすのである。

 それでは以下、具体的な方法である。(この方法は男女共通である)

 

①静かで落ち着いた空間で横になる

 自分自身が落ち着ける場所(多くは自室になるだろう)で横になり、リラックスする。余裕があれば、自分の好きなアロマなどを用意するとより効果的だ。心地良い香りは高いリラックス効果がある。1~2分程度は、頭の中をカラッポにするつもりで楽な姿勢でいよう。最初に手を洗って清潔にしておくのも忘れずに。

②自分の『楽しかったという経験』を積み上げている積み木から一つを取り出し、自分の頭の中に思い浮かべる。

 過去、現在、あるいはこれから訪れるかもしれない未来、どれでも良い。実際にセックスをした相手でも良いし、セックスをしたことのない片思いの人でもかまわない。あるいは、自分の好きなタレントや、ゲームやアニメのキャラクターでもかまわない。

 過去に充実した性体験がない、思い浮かばないという人もおそらくいると思う。しかし、自分の好きな異性と少しだけ会話したり、目が合ったり、自分の好きなタレントがテレビで活躍しているのを見たり、そういうものは何かしら引き出すことはできると思う。具体的な性行為の場面でなくてもかまわないのだ。重要なのは、自慰行為前に、“リラックスした状態で、過去の楽しかったと経験を心と体に反映させること”だ。事前に過去の楽しかった経験を3~4つ程度紙に書いておいて、自慰行為前に目を通しておくのも効果的だ。

③軽くマッサージするつもりで、肩、太もも、脇腹などを軽く撫でて刺激する

 セックスでは前戯が重要なのはご存じの人も多いだろう。これは自慰行為も同様だ。直接性的刺激を感じる部位の周辺から、自分の好きな感覚に合わせて行えばよい。

④直接性的刺激を感じる部位を刺激する

 これは説明するまでもなく、自分なりのやり方でわかるだろう。これまでの準備と段階を踏んでいれば、自然とオーガズムに達することができるはずだ。

 

 以上である。是非読者のみんなも実践してみてほしい。

 そしておまけを付け加えておこう。

 自慰行為は、男性の場合は射精を伴い、射精によって定期的に体内の精子を新しく代えていく重要な役割があるため、男性の100%近くは自慰行為を行っているものである。しかし、女性の自慰行為はそういう役割がないので、身体維持上必ず必要なものではないといえる。いわばオーガズムを得ることだけが女性の自慰行為の目的といえるのだが、実際の所、女性の中でどの程度の人が自慰行為をやっているのか、男女共に気にかかる人は多いと思う。男性の場合は、彼女や妻や好きな女性に関心を持つ意味もあるだろうし、女性の場合は、「他の女の子と比べて私はどうなんだろう」と気になることもあるだろう。

 さらに、女性の自慰行為に関するアンケートや統計はそれなりに存在するものの、他の分野の統計調査と比べるとかなり異質なので、どこまで本当なのか判断が難しい所だ。以下リンクは参考までに、日本家族計画協会が行ったアンケート調査である。

<参照元:https://www.jfpa.or.jp/pdf/sexservey2020/JexSexSurvey_p13-14.pdf>

 そこで、当ブログ作者のイキルちえが、過去に出会ってそういう話までした女性の「自慰行為の経験の有無」を(当然当人の情報は伏せた上で)ざっと数値化したものを記載する。あらかじめ述べておくが、当ブログはどの記事でも正確性を重視して作成しているので、決して適当に作ったものではない。母数としては少数だが、リアルな統計を表すことはできていると思う。(なお、本人に聞いた時期、つまりデータ収集時期は、近年から数年前にかけてとかなりブレ幅があることはご了承いただきたい)

 これによると、15人中13人が自慰行為を日常的に行っていることがわかり、経験者割合は87%になる。上記リンクに掲載した日本家族計画協会の調査だと55%程度になっており、他の機関の調査でも大体同じような結果である。これは、実際には自慰行為をしている女性の実数は公的な調査以上に多いと断言できるものではないが、そういう可能性はあるともいえるだろう。読者のみんなの周りで話を聞いてみたら、また違う結果が出るかと思う。

 性の話はおおっぴらにはしにくいものであるが、充実した性生活は、心身の健康や人生の充実度に非常に大きな影響がある。この記事で読者のみんなの良い性生活のきっかけになれれば作者のオレも嬉しく思う。

(作・イキルちえ)

こちらも合わせてどうぞ→<このブログの紹介>

<参考文献>

ジュリー・スミス著『メンタルマネジメント大全』(河出書房新社)

ZME Science『Your brain on masturbation』

https://www.zmescience.com/feature-post/health/mind-brain/your-brain-on-masturbation-042333/