生きる知恵

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恋愛・婚活の良いアドバイザー、悪いアドバイザーの見分け方~[優れた専門家と情報を見極めるコツ]~

 さて、みんなは恋愛や婚活で困った時に誰に相談しているだろうか。今日の記事は、優れて信頼できる情報、人を見る目を養うという視点と、生きる知恵という点でも非常に重要度が高い。とても長い記事なので、時間がある時にのんびり読んでくれ。記事後半では、参考になるアドバイザーも数名紹介している。

 世の中はみんなもご存じの通り、あらゆる情報の雨あられだ。

「こうしたら結婚できます!」「こうしたら女性は喜びます!」「これが正しい男心です!」

 ・・・オレ達現代人は、雨あられどころか、大海原の濁流のど真ん中に立って毎日情報を浴び続けているのである。人間の基本的な心理状態として、選択肢が増えると判断に時間がかかり、冷静な思考が難しくなる。つまり、「世の中たくさんの情報があるけど、一体何が正しいのか」と感じるのは必然だ。

 そこで今日は、恋愛、婚活などの分野に絞り、正しい情報及び信頼できる専門家(アドバイザー)を見抜くポイントを解説していく。内容としては、“人の信頼を得るためにはどうしたら良いか”“社会で優れた力を発揮している人はどういう言動や心構えをしているか”という人間関係構築の基本に基づいた考え方がベースであり、教育や倫理観の基本に立ち返れば必ず理解できる。

 

 まず具体的な紹介の前に、いくつか前提を記載しておこう。

 どんな分野でも、専門家と素人の違いというのはある程度はっきりしている。法律が関わることで困ったら、みんなは弁護士の所に相談に行くだろう。ただ、婚活や結婚、恋愛という分野はその点がやや曖昧な所がある。生活にとても身近で学術として捉えるのが難しく、結婚や恋愛を支援する国家資格も存在しない。それに加えて、ネット社会の進化も関わり、誰でも「自称専門家」「自称恋愛カウンセラー」などを名乗ることができてしまう背景もある。これにより、婚活や恋愛相談の場は、スキルの高い人からド素人まで、すさまじい人数の専門家が溢れていることは予備知識として知っておく必要がある。

 さらに、世間ではこんなこともある。

 恋愛相談をネット上で実施している場所は数多くあるが、その恋愛アドバイスを行う人を「未経験OK」のパートで募集していたりすることもあるのだ!読者のあなたがネット上のどこかでお金を払って恋愛相談をしたとして、そのアドバイザーが全くの未経験素人だったらどう思うだろうか?

 以下の画像はその例である。

 さらに上で挙げたこととは真逆なのだが、特に恋愛面においては、専門家よりも、身近な友人などの素人の何気ない言葉の方が、すごく効果のある結果に繋がったなんてことも時々ある。これは、恋愛がより人間の素の感情に密接なものであるため、体系化された専門理論の視点だけに偏るよりも、今を生きる人間自身のヒラメキが重要だったりするのが原因だ。こういう側面も知っておきたい。

 これらを踏まえて、婚活や恋愛の分野で信頼できるアドバイザー、専門家の特徴とは一体何か。それは以下の6つだ。

 

①本名、顔写真を公開している人

 これは非常に信頼度が高い証と言っていい。本業として信念を持って、恋愛と結婚の支援に携わっている証と言える。

②平等的視点を持っている人

 これは、人にアドバイスする職業には必須といってよいスキルだ。最も顕著になるのは、男女の立場・違いについての視点だ。本当に力のある人は、男性に対しても女性に対しても、どちらかに偏った甘い意見にならず、事実を正確に捉えて助言できる。これは、専門家の発している言葉(書籍、HPの文章、SNSの発信内容など)をよく読めば判断できる。

③書籍、論文を出している人

 これはまず、世の中全体の情報を捉える際の基本的な考えにも繋がることだ。世の文字情報は様々な種類があるが、書籍(本)や論文は、SNSや個人が作っているWEBサイトやブログなどよりも、信頼性が高い。なぜなら、本などは作者以外に編集者など複数人が制作に関わり、責任を持って世間に送り出せると判断した上で売られているからだ。SNSなどは、そういう他者の客観的な視点がないまま個人で発信されているため、信頼性という意味では比べ物にならない。

 ただ、世の中には低俗なハウツー本なども多数存在するため、書籍を出している専門家は全て完璧で信頼できると考えるのは安易である。

④人の役に立っている実績を残している人

 これは非常に判断が難しいのだが、重要なので一応挙げておきたい。何を指して実績と言うのかという明確な定義もなく、「この専門家がどれだけ実績を残したか」をどう判断するかも難しい。ここはあえて、あなた自身の感性と直観で、良い専門家を感じ取ることはできると思う。

⑤わからないことを「わからない」と正直に言える人

 ある意味、これが一番重要だ。これはどの分野の、どんな人を見る時でも、必ず覚えておきたい。何でも知っている全知全能の人間など、この世に存在しない。プロであっても、わからないことは出てくるもので、その上で本人の方向性を見据えて助言できる人がプロである。「どんな相談でも乗ります」「どんな人でも必ず恋人ができる方法を教えます」こんな風に言う人は絶対に信用できないことは頭に叩き込んでおきたい。

⑥謙虚さと学びの姿勢を持っている人

 専門家が謙虚さを持たず、学びの姿勢を怠ったら、もうその人は専門家ではない。本当に優れた人は、常に謙虚さと学びの姿勢を持っている。

 

 以上が、婚活や恋愛の分野で信頼できる専門家の特徴だ。これらの内容は、“人の本質を見分ける”という意味でも通用する視点である。上記6つのうち複数この特徴を持つ専門家は、信頼のおける可能性が高いといえる。

 続けて、信頼に値しない低俗なアドバイザー、“自称専門家”を見分けるポイント、特徴は以下の6つである。

 

①本名、顔写真が非公開

 すぐ素人とわかるような大多数の自称専門家は、ほぼ非公開である。逆に、公の結婚相談所や恋愛相談サイトのカウンセラーなどは、本名と顔写真は公開していることが多い。ただし、本名と顔写真を公開していてもとんでもなく低レベルな専門家も、恋愛や婚活分野ではかなり多い。それを見分けるために、次の②以降のポイントも大きく関係する。

②平等的視点がなく、差別的思想が強い

 平等的視点を持っていることは人にアドバイスする職業には必須なのは前述した通りだが、これに反して、特に男女の立場、性差を指して差別的な思想を持つ自称専門家はかなりの数存在する。こういったものは当然質が低く、健全に恋愛や結婚をしたい人にとっては害でしかない。

 例としては、デート代は男性が出して当たり前、専業主婦の価値は年収1千万以上・・・などなど、誰でも非常識だとわかることが書かれていたり、「オス」「ヤレる女」等の侮辱的な言葉が使われているものである。特にSNSで発言されている場合が多く、注意深く情報を読み取れば必ずわかる。

③自分の経験則や、良い部分だけをダラダラ語っている

 これも非常によく見られる傾向だ。言うまでもなく、人の個性や置かれている環境は人それぞれだ。婚活や恋愛は、一人が成功した方法を、他の人が同じようにマネしたら上手くいくほど単純なものではない。実際、複数の要因が上手く噛み合わさって、年の離れた異性と結婚して裕福な生活をしたり、かなり難しい状況でも好きな人と両想いになったりする人も世の中には少数いるのだが、そういうスペシャルで特殊な経験は、他の人が同じように実現させるのは極めて難しい。

 また、「こうしたら必ず成功します!」「必ず上手くいく方法をあなただけに教えます」といった謳い文句で良い部分ばかり強調する手法は詐欺の常套手段なので、充分注意してほしい。

④高圧的な言葉、態度

 これは当然、人間として論外だ。ネット上の言葉よりも、対面で受ける恋愛・婚活コンサルタントなどで、高圧的な態度で強引に入会や受講を勧めるケースが世の中にはあり、そういう態度の専門家は絶対に避けるべきである。

⑤高額のnoteを販売している

 ご存じの方も多いとは思うが一応説明する。noteとは、クリエイターが文章や動画などを自由に作成、投稿、販売できるプラットフォームである。noteは上限5万円までの有料販売が可能である。(2024年10月現在)

 そして、恋愛・婚活の自称専門家で、5千円程度~上限の5万円近くのかなり高額な有料noteを販売している人がたくさんいる。これらのほとんどは、信頼の置けるものではない。それはなぜか。

 自分の創ったものをいくらで販売するかは、クリエイター本人の自由である。これが前提ではあるが、しかしそれでも、どんな商品にも一定の相場というものがある。プロの作家などが書いた一般的な本(書籍)の相場は概ね、800円から3000円程度である。(これ以上の金額の書籍は、相当な著名人や研究者が膨大な知見を詰めたハイレベルな内容になってくる)

 これを踏まえて、あくまでも素人が創った文章に相場以上の料金設定をしてしまう行動の背景には、『高すぎる自己評価』『客観的な視点の欠如』『内容はどうでもよく金儲け第一主義』などの可能性が非常に大きくなるのだ。

 実際、noteの有料記事は詐欺まがいのトラブルが横行しており、購入者の半数近くが「料金に見合う内容ではなかった」という感想を持っているという。

⑥ツイッターなどのSNSに頻繁に投稿している

 SNSの活用方法と利用頻度は人それぞれなのであくまでも目安の一つということになるが、注意深くSNSを見ればかなり有用な判断材料になる。ほぼ毎日、一日に4~5回以上など投稿している場合は、まともな社会人ではないことを疑う必要がある。あるいは、ただヒマをもて余していて、恋愛・婚活の専門家としてまともに活動していない可能性も高い。基本的に、まともに社会人としてフルタイムで働いていれば、頻繁にSNSをやるようなヒマはそうそうないからだ。

 さらにもう一点、非常に注意したいことがある。

 SNS(特にツイッター)のかなり特徴的なこと。それは、『自分自身を、自分の理想の形で飾りつけることができる』という点だ。これは、副業や投資ビジネスなどのアカウントで特に多く見られるが、婚活や恋愛に関わるアカウントでも多く見られる。例としては以下のようなものだ。

・脱サラして副業始めたら、3ヶ月で〇〇万円の収益達成!稼ぐコツを教えます!

・35歳で高年収年下イケメンと結婚!海外在住で専業主婦として悠々と暮らしてます!

 質の低い恋愛・婚活の自称専門家はSNSでこういうアピールをしていることがよくあり、こういったものの大半はウソである。ネットリテラシーの基本さえ忘れなければ、こういったものは比較的容易に見抜くことができる。

 

 以上が、信頼に値しない低俗な“自称専門家”を見分けるポイントと特徴である。

 それではこの後、例として、ネット上で公開されている恋愛・婚活などのアドバイザー(専門家)を数人挙げておこう。タイプの異なる人をバランス良くピックアップしたが、このうち半数以上は全くの素人の自称専門家であり、優れたアドバイザーはごくわずかだ。

 一つ注意してほしいのは、今回挙げている中では、結婚相談所代表者及び、そこに“所属”している婚活アドバイザーは除外している。主な理由として、一つは、これを含めるとピックアップ対象が膨大になってしまうこと。もう一つは、個人で名前を売っている人から“本物の質”を見分ける方が難しいものであり、今回はそこに焦点を当てていることによる。ただし、結婚相談所所属の婚活アドバイザーの質を見分けるポイントも上記①~⑥の項目で挙げたもので適用できる。

 さらに補足しておく。

 以下に挙げるアドバイザーの中には、重大な欠陥・問題を露呈しているものも二つ(二人)含まれている。

 一つは、守秘義務やコンプライアンスの原則を知らずに守っていないものだ。みんなは例えば、市役所に生活の相談に行ったとして、その相談内容が全て事細かにネット上で公開されていたとしたら、どう思うだろうか?下記に記載するアドバイザーの中に、相談者からの相談内容を全て公開しているアドバイザーがいる。こういうことは社会通念的に考えてあり得ないということも、読者のみんなには知っておいてほしい。さらに、記載している相談内容は明らかに自作自演が疑われるものも多数ある。

 もう一つは、SNS上で「明らかに児童虐待である内容」を賞賛しているアドバイザーも紛れ込んでいる。これはもうとんでもない話だ。どのアドバイザーなのかは、それぞれの人の“言葉の質”を読み取れば必ずわかる。この記事作成時点ではもうそのページは削除されているので下記にリンクを貼ってはいないが、ネット上の“自称専門家”は、母数が増えるとこういう人間も紛れ込む確率が高くなるということは知っておかなければならない。

 どの情報ページも丁寧に作られていていかにも専門家のように見えるが、『見た目の綺麗さだけで物事を判断してはいけない』というのは“生きる知恵”の鉄板だ。そしてもちろん、素晴らしいアドバイザーも含まれている。相性や好みは人それぞれだが、読者のみんなならちゃんと見抜けると思うので参考にしてほしい。

(以下敬称略)

(1)幕田梨絵

<HP><YouTube><ストアカ><Instagram>

(2)西郷理恵子

<exciteお悩み相談室><ココナラ><コイユニ><書籍><論文1><論文2>

(3)涼子

<恋ラボ><HP><書籍>

(4)仲人ちゃん

<ツイッター>

(5)ぼんねちゃん

<HP><YouTube><ツイッター><note>

(6)友永翔

<HP><ツイッター>

(7)メイメイ

<ツイッター><note>

(8)モラハラ解放屋古谷守

<ツイッター><note>

 さらに以下のURLは、noteなどの高額情報商材の危険性などを非常にわかりやすく解説している質の高い情報記事である。こちらも参考にしてほしい。

<参照元:「noteやBrainにはびこる高額情報商材が、99%読むに値しない理由」(ushigyuJP)>

 

 この記事の内容としては以上になる。

 しかし・・・もう少しだけこの記事は続く。ここから先は、はっきりいって興味がない人にとってはどうでもいい内容だ。「もういいや」と感じたら遠慮なく別ページに移動してもらって良い。読んでくれる方は、本当にどうもありがとう。

 この後何を記すかというと・・・。

 「おい、イキルちえ!散々好き放題言ってきたけど、お前だって本名も顔写真も公開してないじゃないか。それで説得力のあるブロガーといえるのか?何か言うてみたまえよ」

 この記事内容を踏まえると、こういう指摘や、疑問を持つ読者がいてもおかしくないと感じるからだ。それはそうだ。婚活や恋愛の分野で信頼できる専門家の特徴として「本名、顔写真を公開している人」を挙げておきながら、オレはそれを公開していないのだから。

 この部分について、あと少しだけ記述しておこうと思う。

 とりあえず、このブログ内容や作者のオレ自身のことについては、どの記事でも最後に必ずリンクを付けている以下のページと、もう一つの紹介ページに一通り記載しているので、この内容を踏まえて説明していこう。

<このブログの紹介>

<おまけ記事(このブログの紹介・補助説明)>

 オレが想定した問いと、それに答える形としては、「本名や顔出しをしていないという信頼性が劣る方法であるにも関わらず、どういう根拠で自分の発言に説得力を持たせようと考えているのか」という部分だ。

 上記の当ブログ紹介ページにも記載したように、本名や顔出し、さらに詳細経歴などが公開できない事情としては、まず、あまりにも経歴が特殊だからだ。その経歴の特殊さゆえに、オレがどこでどんな活動をしてきた人なのかがわかってしまう人がそれなりの数存在する。すると、今現在の仕事や仲間同士の活動に支障をきたす可能性がある。

 明らかなマイナス要因をわざわざ野ざらしにするほど、オレはお人よしではない。その代わり、他にはないような質の高い記事発信を心がけていくことで、本名と顔出しをしていない不備を上回ることができるように尽くしている次第だ。

 これまで特殊な仕事をやってきた上で得られた成果の証としては、非常に多くの人から「ちえさんのおかげで助かった。ありがとう」という感謝の言葉を今までたくさんいただいてきたからだ。こういう積み重ねが、人生で最も大切な徳であるとオレは考えている。

 しかし、本音としては、あまりこういうことは公の場では言いたくはない。なぜかというと、このネット社会において、「感謝の声をこんなにもらった」と自分で発信してしまうと、巷にあふれているいかがわしい詐欺商法のようなものと同類に映ってしまう面があるからだ。

 恋愛、結婚という分野に的を絞ると、その根底は「人と感情のやり取りを紡ぎながら、愛と信頼関係を育む行為」にあるといえる。これは、科学でも学問でも医療でもない、別次元の領域だ。人の心の動きが直接行動にはたらく恋愛や結婚を、いかに良い形で具現化していくか、いかなる形が正しいのか。その方法を生物としての倫理観に基づいて表すなら、『一人一人が目の前の人の気持ちと向かい合い、もがきながらも理解しようと努めること』とオレは考えている。

 そういう姿勢をずっと大切にして生きてきたので、そこから生み出されているブログ記事の真意を、読者のみんなにも感じ取ってもらえたら嬉しく思う。

(作・イキルちえ)

こちらも合わせてどうぞ→<このブログの紹介>

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