生きる知恵

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男女平等で成婚率が高まる婚活パーティーの例

 さて、みんなは男女平等で成婚しやすい集まりの場を想像できるだろうか。昨今は、どんな婚活の場でも金銭的に男性に大きな負担がかかっている。それが世の中の婚姻率を下げる要因になっているのは周知の事実である。そこで今日は、婚活パーティーを題材にし、どんな形式の婚活パーティーが男女平等なのかを一例として立案記述する。

 これは仮の話なので、実現するかどうかはある程度度外視しており、実際にどの程度の成婚率になるかは測りようがないものだ。しかし、少し工夫すれば充分に実現は可能であると考えられる。そして、人間的にまともな感性を持った人は成婚しやすく、そうでない人は成婚しにくい形になると思う。

 何事も、閉塞感の漂う状況を打破するには、思い切ったアイデアや発想が必要とされることが多い。そんな発想のきっかけになることもこの記事では目的にしているので、是非最後まで読んでみてくれ。

 なお、文中で挙げる婚活パーティーは、AとBの2パターンを用意した。

 A料金が高めだが、比較的参加条件は低い。

 B料金が安いのだが、当日キャンセルなどのペナルティ料が高い。参加条件もやや高いが、マッチングサポートが手厚く行われる。

 婚活パーティーの目的は、“夫婦共お互い幸せな結婚生活を送れるカップリング” というものを目指す。それでは以下を読み進めてみてくれ。

 

①パターンA(参加条件は低めだが、料金はやや高め)

・料金 7000円(男女共通)

・服装は自由(ある程度TPOをわきまえたもの)

・基本条件 普段から働いていること(アルバイト、非正規雇用も可)に加え、求職活動中でも可。職種や年収は問わない。

・提出物 身分証明書、発行1ヶ月以内の給与明細コピー(求職活動中の場合はそれを証明するもの)、独身証明書

・参加費は当日受付支払い

・男女同数で募集するが、当日男女で人数が合わなくても開催する。

・内容 移動自由の立食式

②パターンB(参加条件は高い。その分、料金は安価)

・料金 2000円(男女共通)

 支払いは、まず事前に振込等で7000円支払い、当日受付で差額の5000円を返金する。(つまり当日キャンセルすると、差額は返ってこない)

・最後にマッチング希望を出さなかった場合、追加料金12000円が発生。

(つまり、参加してマッチング希望を出さなかった場合の合計料金は14000円)

・服装は自由(ある程度TPOをわきまえたもの)

・基本条件 正社員等で普段から働いていること。職種や年収は問わない。(アルバイト、非正規雇用は不可)

・提出物 身分証明書、発行1ヶ月以内の給与明細コピー、直近の源泉徴収票コピー、独身証明書

・必ず男女同数で開催する。当日キャンセルが出て男女同数にならなかった場合、最後マッチングしなかった人の中から抽選で2000円程度返金する。

・受付時に、簡単な事前テスト有り(一定の常識、生活力、健康度、相手を思いやる気持ちがどの程度あるかなどを測るもの。結果は、全ての参加者に公開される)

・内容 移動自由の立食式と個別で話す時間の併用。

・マッチングサポート有り

 数名の仲介スタッフが常時待機。好みのお相手と必ず話せる時間を確保。また、伝えきれなかった自分のアピールポイントなどを伝える機会の確保など、柔軟なマッチングサポートを行う。

 

 さて、上記の婚活パーティーの概要を見て、あなたはどう思っただろうか。この後いくつか補足していくが、パターンBから解説する。

 この婚活パーティー例は、基本的にパターンBを基本とするものだ。Aはおまけみたいなものである。パターンBは、結婚に向けて本格的に準備をしていて、真剣に取り組んでいる人が成婚しやすいよう工夫をしている。その代表例が、キャンセルやマッチング希望を出さないことに対し高額の費用を徴収する部分だ。その代わりに、参加費は2000円と安価だ。

 そもそも、当日キャンセルやマッチング希望を出さないこと自体が、真剣に婚活していないのと同じだ。そういうことをする人が混じるのを防ぐ目的もある。そして、例えば10人参加者がいたとしたら、少なくとも一人は「この人なら交際して結婚を考えられそう」とピンとくる人はいるはずだ。一人もいないというのは、自分の理想が高すぎるか、自分の人を見る力を見直すことを目標にして、マッチング希望を出さなかった追加料金12000円をあきらめて払ってもらうしかない。

 続いてマッチングサポートについて。これは要は、マッチング率を上げるために行うものだ。婚活パーティー終了後の交際は本人達次第なので、当たり前の話だが、婚活パーティーの場で一つでも多くマッチングしてもらうことが重要になる。

 婚活パーティーなどに行くと、「もっとこういうことを話せばよかった」と後で後悔したり、「あの人と話したいのになかなか機会がない」ということが必ずある。そういう時に、マッチングサポートのスタッフに声をかけてお願いして、そういう機会を設けてもらうことができる。参加者側の視点で見れば、「あちらの〇〇さんが、あなたとお話ししたいと思っています。こういう良さのある人なので、あちらにイスを用意しているので是非いらしてください」等、スタッフから声がかかることもあるだろう。人と人を繋ぐ場においては、こういう仲介者の存在は非常に重要だ。

 パターンAについても少し触れておこう。これは、現存の婚活パーティーとほぼ同様の形式だ。求職活動中でも参加できたり、キャンセル料がなかったり、事前テストがなかったりするので、ちょっとお試し感覚で気軽に参加できる。

 なぜこちらの方を料金を高くしているかというと(7000円)、パターンB(2000円)のみで開催すると、人件費等含めて明らかに採算が合わないからだ。一般的には、簡単でお試し感覚の方の料金が安いことが多いが、この記事の立案においてはパターンBの方が真剣に婚活をしている人向きのものだ。

 真剣に婚活している人が料金的に安く優遇されるのが本来の筋だ。簡単に参加できるお試しの方を安くしたら、安さだけに飛びついて真剣に婚活をしていない人ばかり集まってしまうのである。だからこそ、このような料金設定が適切である。

 

 以上である。

 どんな物事も、アイデア次第で打開できる解決策はあるものだ。

(作・イキルちえ)

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