生きる知恵

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婚活男性がお見合いデートで気をつけること(なぜ男性が外見に気が回らないかも解説)

 さて、みんなはどのような男性が「素敵だな」と感じるだろうか。昨今の婚活市場は、婚活女性の高望みや常識外れの行動などが特に多く問題になっているが、婚活男性でも問題や気を付ける点はもちろんある。そこで今日は、お見合いやデートの際に婚活男性が気を付ける点をわかりやすくまとめてお送りする。記事終盤には、「なぜ男性は、女性よりも外見や身だしなみに気が回らないか」という点も解説もしている。よかったら最後まで読んでくれ。

 現在の婚活現場では、女性側が、男性の外見上のあまりに些細な点が気に食わず、それを男性に言ったら「外見ばかり気にして内面を見ようとしないような女性はお断り」と男性が怒ってお断りするようなケースが頻発しているという。さらに、「清潔感」の言葉の具体的な意味は非常に曖昧な部分があり、人それぞれ基準がかなり異なるので、「清潔感」ばかり声高に叫ぶ婚活女性は婚活男性から見ればうんざりしている側面もある。

 男性の気持ちはよくわかる。結婚生活に外見の良さはほとんど関係ないし、内面の方が重要なのは当然のことだ。

 しかし、そこをもう一歩踏みとどまって、良い準備をしてから婚活をしてほしい。なぜなら、大原則として、初対面の人の第一印象はほぼ外見で決まるからだ。顔が良いか悪いかということではない。社会人として「人と会う時のマナーの基本」を意識し、客観的に「素敵な男性だな」と感じられるよう心がけるだけで、女性にとても素敵な印象を持ってもらえるようになる。それでは本題に入ろう。

(1)服装

 ジャージなどのカジュアル過ぎるものは避ける方が無難。スーツか襟の付いたシャツを選ぶ。

(2)外見を整える

 「ヒゲ」「鼻毛」「爪」の三点をチェック。ヒゲの剃り残しがないか確認し、鼻毛は鼻毛カッターで処理。爪は短く切る。(爪が整っているかどうかは、女性の本能・感覚的な清潔感の印象に特に大きな影響がある)

(3)匂い対策

 「歯磨き」「マウスウォッシュ」「制汗スプレー」「重曹」の四点をチェック

 普段から歯磨きは必ず行い、年1~2回は歯医者で定期点検をしていれば、口臭の問題も大抵防げる。(極度の口臭がある場合は内臓に問題があるケースが多いので医療機関受診推奨)

 お相手女性と会う直前に、マウスウォッシュと制汗スプレーをする。制汗スプレーは市販の安いもので充分で、無香料タイプか石鹸の香りのものを推奨。重曹は、衣類を洗濯する際に洗剤と一緒に適量放り込むと、匂いも汚れもよく落ちる。洗濯水はぬるめのお湯で洗えばより落ちやすい。

 香水を付けることは、基本的にはあまりお勧めしない。なぜなら、香水の好みは人それぞれなので、お相手女性が嫌いな匂いのものを付けてしまうリスクがあるからだ。上記に挙げた制汗スプレーの、無香料または石鹸の匂いを嫌がる女性はほとんどいない。

 また、実際に結婚して生活を始めたら、普段からわざわざ香水を付けることはほとんどなくなる。そうすると、婚活時と結婚後の姿に余計なギャップを作ってしまうことになる。

(4)お見合い、デート時の振る舞い、行動

 キーワードとしては、「あせらない」「あわてない」「先走り注意」の三点を頭に入れておけばよい。難しく考える必要はなく、「ああしなきゃ、こうしなきゃ」と、あせらず、あわてず、普段よりゆっくり動くつもりでお相手との時間を過ごせばよい。

 この三点のうち、「先走り注意」について。これは男性に限った話ではなく、個人差もある部分ではあるが、平均的には女性よりも男性の方が惚れやすくのめり込みやすい傾向がある。「この人は美人で素敵だ」「きっと相手も僕のことを好きかも」「次はここにデートに行きたい」などなど、お相手女性のちょっとした仕草(笑顔で相槌をうってくれたり、少し腕が触れたり等)などを見て、自分の気持ちだけが先走らないよう気をつけたい。

 

 以上である。事前にここまで準備をして、あとは常識的な振る舞いさえ気を付ければ、よほどひどい印象を持たれることはほとんど防げる。そして、こういう事前準備を行う際は、必要なキーワードだけしっかり頭に入れておくと行動に移しやすくなるので、改めて以下に掲載しておく。

①スーツか襟の付いたシャツ②ヒゲ③鼻毛④爪⑤歯磨き⑥マウスウォッシュ⑦制汗スプレー⑧重曹⑨あせらない➉あわてない⑪先走り注意

 婚活は、女性よりも男性の方がとてもハードルが高い。なぜなら、お相手異性から求められることが、女性よりも男性の方がはるかに多いからだ。その中でも、“清潔感”というキーワードは、男性にとってはやっかいでわかりにくいものとしてよく話題になる。この記事で挙げた内容も、清潔感に関わることが多く含まれるが、『社会人としてのマナー・清潔感』という観点で、特に重要で実践しやすいようにまとめている。

 しかし、人間の欲や要求というものは、基本的に際限がない。内面に目を向けず、外見上の部分ばかりあまりに過剰にお相手女性の要求が強すぎるようなら、お断りを検討することも大切なことである。

 

 まとめに向けて、心理分析の観点から重要なことを記述しておこう。

 一般的には、女性よりも、男性の方が外見・清潔感に無頓着な場合が多い。「外見ばかりでなく、ちゃんと内面を見てほしい」という男性も多数いる。

 さらに、これは彼氏がいる女性や、既婚女性がよく思い当たる話だと思うが、付き合い始めて少ししたら服装がラフでだらしなくなったり、仕事から帰宅したら靴下は部屋に脱ぎ捨ててダラダラくつろぐ場面が増えたり・・・。

 なぜ男性は、彼氏は、夫はこんな風に変わってしまうのか?疑問に思う女性は山ほどいる。ケンカの元にもなる。こうなるのは、ちゃんと理由があるのだ。

 元をたどると、これはジェンダー・男女の話になる。男性は、周囲に弱みを見せず、仕事で成功して良い女性と結ばれるために、男性という性役割を担って日々社会で戦っている。この間は、服装や身だしなみなどの清潔感も社会で生きるために必要なので、そういう点にも気が回っている。

 しかし、安心できる女性(彼女、妻)とめぐり合い、安定した関係が築かれると、重い鎖を外すように、服装や身だしなみなどに気が回らなくなる。これは防衛本能ともいえるもので、家から社会に出て戦える力を蓄えるために、重い鎖を外しているのである。さらに、「外で戦って疲れている自分もちゃんと受け入れてほしい」という深層心理も働いている。

 家でだらけている彼氏や夫に、「ちゃんと片付けてよ、だらしない」などと言うと、とたんに彼氏や夫が不機嫌になって大喧嘩になったことのある人は山ほどいるだろう。これは、男性の“防衛本能”に触れているから喧嘩になるのである。

 ここまで来ると、あとは当事者同士の相互理解とコミュニケーション次第だ。また、一定の関係性になったら服装や身だしなみに気が回らなくなるのは、女性にも一定数そういう人がいることも忘れてはならない。

 婚活は、初対面の人と相互理解を深める貴重な機会である。相手に良い印象を持たれる基本の準備さえ忘れなければ、可能性は必ず広がっていく。

(作・イキルちえ)

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